「コカブトムシのメス 2008 Early summer」
KONICAMINOLTA DiMAGE X1/Photoshop CS2
世の中には、和名に「コ」がつく生き物がたくさんいます。
身近なところではコムラサキ、コジャノメ、コアヤシャク、コスカシバ、コオニヤンマ。
虫だけでなく鳥にもコサギ、コガモ、コアジサシ、コルリ、コチョウゲンボウなどがいます。ハヤブサだけはなぜか「コハヤブサ」じゃなくてチゴハヤブサ(稚児隼)ですね。
がしかし、人生40年、よもや「コカブトムシ」なる種が存在するとは思いもよりませんでした。
そして、近隣の河川の橋の上で実物と遭遇してしまったのであります。
帰宅して調べると、胸部にあるへこみが縦に小さく鋭いのでメスで間違いなさそうです。
ぱっと見はすごくコクワのメスっぽいのですが、顔をじーっと見ると、ふむ、たしかにクワガタで見られるアゴがありません。
幼虫時代はカブトムシなどと同様に腐朽した木材や腐葉土を食べて育つらしいのですが、成虫になるとミミズの屍骸などを食べる肉食傾向が強くなるとか。
とはいえ昆虫ゼリーでも飼育はできるようなので、現在、ゼリーとウインナーで我が家で暮らしております。でもなかなか土の中から出てきてくれません。
なんとかオスも見つけて、ペアで写真が撮りたいのですが、いまだ出会えず。
今年の夏の重要課題の一つになっております。