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Faunas & Floras Phase2

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2008年 02月 21日

Test ♯793 雪の日のコサギ

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「コサギ」
Nikon D70/AiAF300mmF2.8sN/Kenko 2x Digital TELEPLUS PRO 300/Photoshop CS2

このコサギの写真も雪の日に撮影したものです。
近所の河原は晩冬になると水量が減って、いつもは見えない水底がワンドのあちこちで姿を現します。水量が減りますから、小魚なども行き場が限られるようになって、サギたちの格好のえさ場になっているようです。

じつはコサギは当ブログ初登場です。
近所の河原では時折コサギが見られますが、アオサギやオオダイサギとくらべて数はとても少ないんであります。中高生の頃は鳥見に行くと、白鷺がいたらたいていコサギだったのですが、このへんも場所によりけりということなのかしら。

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「コサギ」
Nikon D70/AiAF300mmF2.8sN/Kenko 2x Digital TELEPLUS PRO 300/Photoshop CS2

さかんに肢で水底をがさがさやって、えさになる小動物が驚いて出てくるのを誘っています。
なんというか、どじょうすくいの踊りそっくりな動きで思わず笑っちゃうんですよね。(*^▽^*)
しばらく見ていたら、くちばしで何かをさっとくわえました。
獲物はなんでしょう。モニターで拡大してみたけどイマイチ正体不明。
大きさ的に、アメリカザリガニで、まだ深紅になる前の色の薄いやつがいちばんそれらしく見えるかなぁ、という感じです。

Test ♯793 雪の日のコサギ_e0065734_2333578.jpg

「コサギ」
Nikon D70/AiAF300mmF2.8sN/Kenko 2x Digital TELEPLUS PRO 300/Photoshop CS2

いわゆる白鷺には、オオダイサギ、チュウダイサギ、チュウサギ、コサギ、それから非繁殖期で亜麻色の婚姻色が消えたアマサギなどがいますが、これらの区別はけっこう難しいであります。でもそんななかでコサギだけは足先が黄色いので、あまりサギに詳しくない私なんかにとっては唯一、双眼鏡なしでもなんとか判断できる種であります。慣れると夏場に生じる冠羽や背の飾り羽でも識別できるようになります。

でももしかしたら、ダイサギが2種に分かれたように、将来コサギも枝分かれするかもしれませんね。そしたらオオコサギ、チュウコサギとかになるのかしら。うわー、ややこしさ大爆発になるから、それだけは勘弁してほしいであります。・゚・(ノД`;)・゚・

※「Test ♯791 モズ」について追記しました。
タロさんより、モズがつかまえたカエルはカジカガエルより、成体になる前のウシガエルの可能性のほうが高いとご指摘いただきました。
あらため調べてみたところ、カエルの成長にはステップがあって、卵、幼生(オタマジャクシ)、次いで変態してカエルの姿になるわけですが、カエルの姿になったあとも成長を続け、幼体、亜成体、成体へと成熟してゆくのだそうです。
ウシガエルも同様で、ネットでウシガエルの幼体の写真を検索したら、まさにモズにつかまった個体とそっくりな写真がたくさんヒットしました。近所の河原にはウシガエルがたくさんいるので、タロさんのご指摘通り、モズがつかまえたのはウシガエルの幼体で間違いなさそうです。
ちなみに日本ではウシガエルの繁殖期間は5月から9月くらいまでと長期間におよび、10,000-20,000個の卵を産むそうです。でもそのなかで成体まで生き残れるのは数匹なのだとか。
タロさん、ありがとうございました\(^▽^)/


by Faunas_and_Floras | 2008-02-21 23:59 | 近所の河原


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