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Faunas & Floras Phase2

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2008年 02月 01日

Test ♯773 シモフリトゲエダシャク

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「シモフリトゲエダシャク 2007-2008 Winter」
Nikon D70/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/蛍光灯ランタン/Photoshop CS2

現在日本ではフユシャクは36種知られています。
そのなかで、名前(和名)に「フユ」とつかない種が6種います。
今日のシモフリトゲエダシャクも「フユ」とついていませんが立派なフユシャクで、冬(晩秋〜早春)に成虫が発生するシャクガ科であり、雌は翅が退化して飛べないというフユシャクの特徴を兼ね備えています。
ほかにはウスシモフリトゲエダシャク、トギレエダシャク、シロトゲエダシャク、フチグロトゲエダシャク、カバシタムクゲエダシャクも名前に「フユ」とついていませんがちゃんとフユシャクの特徴をもっています。

Test ♯773 シモフリトゲエダシャク_e0065734_1855611.jpg

「シモフリトゲエダシャク 2007-2008 Winter」
Canon EOS Kiss Digital X/Canon Macro Photo Lens 35mmF2.8/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

シュゼンジフユシャク捜索で出会った個体で、今日の写真はみな同じ子です。(出会ったのがこの1頭だけだったんです。)とてもおとなしい子ですんなり手のりもしてくれました。うーん、立派な触覚♪

最近ではDNAによる鑑定などで「種」という分類が複雑になってきていますが、蛾にかぎらず生き物に興味をもったときの最初の一歩は「名前を覚える」ことだと思うんです。生き物の名前にはそれぞれ由来があり歴史がありますけど、でもせめて近年新種として分類、命名されたものについては、小学生でも理解できるわかりやすい「法則」と、そして日本語がもつ自然を表現する豊かな語彙を用いた「センス」があるといいなぁと感じますです。

Test ♯773 シモフリトゲエダシャク_e0065734_18214910.jpg

「手のりシモフリトゲエダシャク」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

高級な毛皮のコートを着ているような、シックで上品な色合いですね。派手さはないけれど見れば見るほど味わいのある自然の造形美であります♪
これがまた見事にコンクリート迷彩になるのだから不思議であります。
夜の蛾さがしは足下を注意して歩かないと、「おまえら同化してるぜ!?」というくらい路面に溶け込んだ蛾を気づかずに踏んじゃうんであります(|||ノ`□´)ノアアッ、シマッタァー!!
踏んでしまったことに気づいた時の罪悪感は、けっこうショックなんであります。llllll(-_-;)llllll

Test♯359「シモフリトゲエダシャク」はこちら
Test♯364「シモフリトゲエダシャク、ふたたび」はこちら

Test♯407「トギレエダシャク」はこちら
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Test♯458「シロトゲエダシャク」はこちら

by Faunas_and_Floras | 2008-02-01 23:59 | 自動販売機/電話BOX/外灯


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