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Faunas & Floras Phase2

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2007年 04月 24日

Test ♯450 てふてふ捜索隊

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「ウスバシロチョウ」
(上)Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2
(下)Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12_2/Photoshop CS2

今年の春は虫たちの羽化が早かったのか遅かったのか、
これは正直なところ、判断がむずかしいなぁというのが率直な感想です。
私たちだけでなく、虫たち自身もずいぶん不順な季節に翻弄されてしまったのではないかという感じがします。

コツバメをさがして谷戸に行くと、ウスバシロチョウがすでに羽化していました。
アゲハチョウの仲間ですが、ちょっと原始的な種なんでしょうか、他のアゲハほど飛翔はスピーディではないですし、その姿も毛がぽわぽわ系で、ちょっと蛾っぽい感じで私好みであります(^ ^
まだ羽化してまもないのか、あまり飛ぼうとしません。
地面に低い場所に咲くオオイヌノフグリの花を吸蜜するときも、翅をひきずりながら次の花までのたのたと歩いてゆきます(笑)。
でも飛べないわけではなくて、吸蜜に満足するとふわーっと飛び上がって樹木の梢の先で休息します。
Test ♯450 てふてふ捜索隊_e0065734_846118.jpg

コツバメをさがしつつウスバシロチョウを観察していたので、まだ勉強不足の段階ですが、その姿だけでなく生態についても原始的なのかなぁと思いました。
ちょうどイリオモテヤマネコみたいな感じですね。イリオモテヤマネコが生きた化石と呼ばれるのは、体型よりむしろ狩りの仕方などその生態が原始的な面をとどめているからです。
それとも、南方系北方系の進化系統の違いからくるものなのかな。
ウスバシロチョウは陽射しがないと飛ばないので、また近日お天気の日にリベンジに行こうと思っていますです。

by Faunas_and_Floras | 2007-04-24 08:55 | 近隣の水系


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