「ヒメヤママユ」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2
ヤママユより二回りほど小さいヒメヤママユです。
私は今年になって蛾を見はじめましたので季節感がまだわかっていないのですが、
同行した達人諸氏はそろって驚きの声をあげていました。
ヒメヤママユが出てくるのが、予想以上に早いというのです。
野生の蚕は、まず春一番でエゾヨツメが羽化します。
次いで若葉が目にまぶしい頃、オオミズアオの第1化が羽化してきます。
やがて梅雨になるとシンジュサンが、
そしてヤママユやオオミズアオ(第2化)、シンジュサン(暖かい地方のみ第2化)の季節になります。
このあとクスサンが続き、ヒメヤママユはそのあとになるらしいのです。
ところがまだまだヤママユが健在で、ようやくクスサンがではじめたかなというところで
なんとヒメヤママユがたくさん羽化してきてしまったようです。
山では、紅葉をはじめた木もあちこちで見られました。
生き物の世界では、今年は秋の深まりがかなり前倒しなのかもしれません。