「キバラモクメキリガ 2009 December」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/白色LED/Photoshop CS2
12月のユキムカエ&サザナミちびっこ捜索隊のときに撮影したキバラモクメキリガであります。
数年前はじめてこのキバラモクメキリガを見たときは、「これがキリガ?」と思いました。
ハマキガという種は別に存在しますが、この円柱のようなシルエットは、それこそ葉巻のようなキリガらしくないスタイルであります。
ところがこれって、ちょうどトンボが枝にとまって落ち着くと、翅を下方に下げるような感じらしいのですね。だから糖蜜に飛来した直後などは、いかにもなキリガスタイルで、寒い夜闇のなか、慣れないと別種だと勘違いしそうであります。
キリガの一部だけ、落ち着くとこのように翅を強く湾曲させて円柱形の姿勢になります。
ということは、解剖して比較したら、他のキリガにない「翅を湾曲させる筋肉」があるのかしら。
もしかしたら、ちゃんと研究されて論文として発表されてるのかもしれないけど、素人だとこのあたりが調べようがないのがもどかしいであります。
オカモトトゲエダシャクの「扇子畳みの翅」といい、蛾は翅だけでも不思議がいっぱいであります。