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2008年 09月 26日

Test ♯946 ミヤマクワガタ 2008

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「ミヤマクワガタ 2008 September」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Nikon Capture NX/Photoshop CS2

9月13日。この日の遠征は車4台、夜にMatszさんも合流いたしましたので5台という大規模なオフ会となりました。

チーム神奈川メンバーは一寸野虫さん、VIEWさん、THE SAFARIさん、そして真神ゆの5名。蛾LOVEさんは残念ながら欠席であります。夜のカトカラの部はMatszさんも参加。

ゲスト参加は、昆虫写真家の森上信夫さん、なんとなーく昆虫撮影の川北和倫さん、ふしあな日記のspaticaさんであります☆

うーん、なんて錚々たる顔ぶれ。

このなかで、いちばん昆虫の知識ないの 私ぢゃん ... (大汗)

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「ミヤマクワガタ 2008 September」
Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/Photoshop CS2

森上さんは何冊も著書がありますが、最近の2冊について、右サイドメニューの「ライフログ」にご紹介させていただきました。

文一総合出版の「昆虫の食草・食樹ハンドブック」は私的に気になる本の筆頭で、森上さんにお会いする以前から新宿紀伊国屋で何度も見ていて購入いたしました。
食草に対する知見が大きな発見につながる虫の世界で、植物が大の苦手な私にはまさにバイブルであります!

もう1冊、アリス館写真絵本シリーズの「虫のくる宿」は森上さんがプレゼントしてくださいました。蛾LOVE師匠と読んでみて、

こ、これは素晴らしい!

もう1冊買って、次回森上さんとお会いしたときにサインしてもらって、下の子が通う小学校に届けたいと思っていますです。

みなさまもぜひ、ご一読をおすすめいたしますです♪

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「ミヤマクワガタ 2008 September」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Nikon Capture NX/Photoshop CS2

さて、この日のいちばんのトピックスはspaticaさんが発見した、マメイタイセキグモでありました。
二つの卵のうを守る母クモでした。かなりの珍品(正確には希産種)だとか。
こちらは後日談がありますので、追って記事にいたしますです。

というわけで、今日の写真はミヤマクワガタ。小さめの個体でした。
この♂がたまたま少ない餌環境で幼虫時代を過ごしたために小柄になったのならよいのですが、ミヤマクワガタは年平均気温がわずか数℃高くなるだけで小型化したり、場合によっては幼虫時代に身体に壊死を発症して死亡してしまいます。

一見、健全そうに見える森でも、クワガタたちの形質を観察しつづけることで、森の本当の健康状態を知ることができます。

夏になるとあちこちで虫採り親子と出会いますが、できれば採集したクワガタから何を学ぶことができるかを手引きする書籍があるとよいなぁと感じています。
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-26 18:56 | そのほかの水系
2008年 09月 24日

Test ♯945 夜の森の物語 シロシタバ 2008

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「シロシタバと木星 2008 September」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Nikon Capture NX/Photoshop CS2

す、すみません、今日は10月23日です。
いま背後でコクワガタの♂が羽化真っ最中で気もそぞろであります(^▽^;)

今日のシロシタバは今シーズン複数回に渡って撮影したものです。
まずは9月23日に撮影したシロシタバ。
夜空にひときわ明るく輝くのは木星で、その木星をとりまくのは「いて座」の星々です☆
木星から順に画面左斜め下に「ヌンキ(σ星)」「アスケラ(ζ星)」が並んでいます。
Nikon Capture NXでめいっぱい補正したら、やや暗いγ星、ε星も写っていたのでうれしかったです。
ちょっと水平傾いてますが(水準器買わなきゃ)、天体写真が大の苦手なだけに、
自分的に今年のベストショットになっておりますです♪

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「樹液を吸うシロシタバ 2008 September」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/白色LED/Photoshop CS2

こちらは9月6日に撮影したカット。
つい4日ほど前の9月2日に子どもたちと36mm近いスジクワガタ♂を捕獲した森です。
日が暮れ真っ暗な森のなかでシロシタバがライトの灯りに
いきなり、でん!と登場したのでびっくらしました。
大型の蛾でしかもこの模様ですから、もうちょっとオレンジっぽかったら、
ハロウィーンのJack-O'-lanternそのまんまであります(笑)

このシロシタバは最初から翅を広げて、黙々と樹液を吸っていました。
たぶん、ここは自分の場所だと主張しているのでしょうねー。
目線よりやや高い位置にいたので、手をのばしてD300のライブビューを使いました。
背の低い(158cm)私にはライブビューはとても便利であります。

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「シロシタバ 2008 September」
Canon EOS Kiss Digital X/Canon Macro Photo Lens 35mmF2.8/白色LED/Photoshop CS2
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「シロシタバ 2008 September」
Canon EOS Kiss Digital X/Canon Macro Photo Lens 35mmF2.8/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

昨年、yyzz2さんが「小種名の"nivea"って調べたら「雪のように白い」ですね」とコメントくださいました。
なるほど、"nivea"って化粧品みたいな学名だなぁと思っていたらそのような意味があったんですね。すんごく、納得!
ただの「シロ」より「雪のように白い」ほうが趣があってよいですね。
日本語にも「雪白」という表現がありますから、和名をセッパクシタバとかにしたら雰囲気でたかも。

切迫シタバ
切腹シタバ


ネタになっちゃうだけか(;^_^A アセアセ・・・

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「手のりシロシタバ」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

今天的蛾子是「Shiro-shitaba(白下翅蛾)」。
在夜空上格外明亮地閃耀在木星,「人馬座」的星包圍木星。
水平線斜。我想必須買水平尺。
我是天體照片不擅長,因此這個照片是今年的自己的最中意的照片。

Test ♯655 シロシタバはこちら
Test ♯614 夜の森の物語はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-24 23:20 | 自動販売機/電話BOX/外灯
2008年 09月 22日

Test ♯944 てふてふ捜索隊 Skippers Maniax キバネセセリ 2008

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「手のりキバネセセリ」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

8月5日に一寸野虫さんと行った長野の蝶の旅。
いるハズだけどどうせ出会えないだろうなぁ ... という種に出会えちゃった編のパート2はキバネセセリです。

下山し駐車場から車を出して「温泉でも入って汗流してゆきましょう」と通りがかりの日帰り湯に寄ることに。
湯船に浸かって、へとへとな身体を休めます。いやぁ、温泉っていいですね♪
風呂の大きな窓からは雄大な自然が望めます。

ふと、窓の内側になにか茶色いものがくっついているのに気づきました。
その直角三角定規的姿形から、頭のなかではセセリの仲間だと直感しているのですが、いかんせんここは温泉の浴室内。
なぜここに??

一寸野虫さんも「ああっ、キバネセセリ! ... が、なぜここに??」

見てはいけない場所で見つけてしまったσ(^_^;)

さすがにカメラなど持ち込んでいるはずもなく。
仮にあったとしても、風呂場は湯気がすごいのでレンズが一瞬にして曇ってしまい撮れないであります。
子どもたちが小さい頃、兄弟で仲良く風呂で遊んでいるのを撮ったことがありますが、浴室のドアを開けただけでレンズがぶわーっと曇ってしまいます。
湯気で家の中がすごく湿気るのを覚悟で浴室のドアを開けっ放しにし、やっとこさ数カット撮った覚えがあります。
そのときの子どもたち曰く。「パパ、寒い」

いいから黙って風呂で遊んじょれ( ̄‥ ̄)=3

子の心、親知らず。

さてキバネセセリ。
風呂からでるときに救出して、ついでに撮影することに。
とりあえず出て着替えちゃいましょうと、脱衣所で火照った身体を拭きつつ、ふと振り返ると浴室でたいへんな事態が!

ほかのお客さんがキバネセセリにじゃぶじゃぶとお湯をかけている!!

一寸野虫さんが大慌てでキバネセセリを救出に行き、両手でそっと抱えて戻ってきました。
「これ蝶だから外に逃がしますねと言ったら、蛾じゃないんだ、そりゃ悪いことしたな、だって ... 」

蛾ならお湯浴びせてもいいんかい!!ヾ(。`Д´。)ノ彡☆

しかしさすがは鱗翅目。キバネセセリは全身に温泉かけられても無事でした。
一寸野虫さんがそーっと車まで連れてゆき、私も指にのってもらって撮らせてもらいました。
撮影後、手を外へ出すと雄大な山々へ向けて、キバネセセリは元気に飛び去ってゆきました。
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-22 23:47 | そのほかの水系
2008年 09月 18日

Test ♯943 てふてふ捜索隊 オオゴマシジミ 2008

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「オオゴマシジミ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

8月5日に一寸野虫さんと行った長野の蝶の旅。
いよいよ、いるハズだけどどうせ出会えないだろうなぁ ... という種に出会えちゃった編のパート1であります。

高山蝶を満喫して、山の天気が急変しないうちに帰りましょうかと一歩を踏み出したまさにその時でありました。
名前がわからない紫色の花(クガイソウかな ... ?)に、見慣れないシジミチョウがいるのに気づきました。
一寸野虫さんに知らせると「オオゴマだ!」と予想以上に大きな反応。
すっかりぐったりな私でしたが、最後の気力を振り絞って(←大げさぢゃないんです、ホントにばてばてだったのです)撮りました。

ガイドの眼 ... 尾瀬、武尊山、日光白根山というサイトを拝見したところ、このオオゴマシジミは「環境省のレッドリストには準絶滅危惧となっていますが、事態はそんなに甘くはない。絶滅危惧(特)類に充分入るほどの危機的状況です」とありました。

オオゴマシジミはアリに依存する希少種です。
幼虫がアリと関係をもつのはキマルリやクロシジミが有名ですが、これらの種とオオゴマが異なるのは、前者の幼虫がアリに「世話してもらう」のに対し、後者は4齢幼虫までカメバヒキオコシ、クロバナヒキオコシの花や蕾を食べ、その後はシワクシケアリ(本やサイトによってはヤマアシナガアリと記載されています)によって巣まで運ばれ、その「アリの幼虫や蛹を食べて育つ」ということであります。

半草食半肉食なワケですが、どちらかだけではダメで食草とアリがいないと子孫を残せない、ハイリスクとしか思えない生活史をしています。
これだけのリスクに賭けて、どんなメリットがあるんでしょうねー。
投資でいったら、よほどのハイリターンがないとやってけない感じがしますです。

別のサイトには、「ポイントに行けばいつでも会えるというチョウではなく、時期や天候に左右されるし、会えるまで数時間待つこともある」とありました。
なるほど、ラッキーだったんだなぁと、いまさらながらにしみじみ感謝のこの頃でありました☆
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-18 00:08 | そのほかの水系
2008年 09月 15日

Test ♯942 てふてふ捜索隊 コヒョウモン 2008

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「コヒョウモン 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

いるハズだけどどうせ出会えないだろうなぁ ...
という種に出会えちゃったのがなんだったのか残ってるので、
さくっといきます、さくっと(まだひっぱる気かい!)。

登山道をひーひー言いながら登った後に
クモマベニヒカゲを追いかけベニヒカゲを下から覗き込み(笑)、
タカネキマダラセセリを指にのっけて、この日の私はもうダウンでありました。

まだ付近にはチョウの姿があり、タフな一寸野虫さんが身軽に追いかけ撮影しています。
私はといえば、登山道にたびたび落ちている、ホオのような大きな葉に
なにやら人工物的な赤い粘着物体がちょびちょびついている
不思議なものを放心状態で眺めておりました。

必ず葉についている赤い粘着物、なんだと思います?
しかも登山道のあちこちに落ちてるんでありますよ。

「コヒョウモンがいますよ」
一寸野虫さんが声をかけてくださるのですが、もう足がうごきませーん(;´ρ`) グッタリ

と、1頭のコヒョウモンがわりと近くに寄ってきてくれました。
いつもだと寄ってきてくれないのに、このときはへろへろだったので、
殺気が出てなかったのかな(^▽^;)

殺気ぢゃなくて愛情なのよ。

シャッターを押せたのはわずかに4カット。
うち、このカットだけがまともに写ってました。

ちなみに往路でわからなかった赤い粘着物の正体がわかったのは、
復路で韓国人のハイカーの団体さんに追い抜かれたときでありました。

キムチを葉にくるみ、食べつつハイキングしていたのね。

次回、私もやってみよう。σ( ̄~ ̄)モグモグ。。。
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-15 22:15 | そのほかの水系
2008年 09月 11日

Test ♯941 てふてふ捜索隊 Skippers Maniax タカネキマダラセセリ 2008

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「タカネキマダラセセリ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

さて、いるハズだけどどうせ出会えないだろうなぁ ... という種に出会えちゃったのはなんだったのかはまだまだ置いといて(いいかげん、ひっぱるなぁ)、今回いちばんのターゲットはこの子でした。

クモマベニヒカゲ、ベニヒカゲと続きましたが、
このタカネキマダラセセリも高山蝶であります。

高山蝶といっても明確に定義されているワケではないそうですが、氷河期が終わり温暖な気候になるにつれ、暑さから逃れるために生息域の標高を上げていった種のうち、もっとも寒冷な高山帯まで逃げこんだ種が該当するようです。

間氷期の暑さから逃れる手段は、標高を上げる以外にも北上するという選択肢もあったわけですが、どちらが正解だったかは別として、高山帯に逃げることを選んだ種は温暖化が進むにつれより標高を上げざるを得なくなり、生息域が分断され範囲がどんどん狭くなるという試練にさらされることになります。

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「タカネキマダラセセリ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

とはいえ、過去の地球においてはいまよりさらに温暖だった時代もあり、昆虫のみならずあらゆる生き物は必死に工夫して世代を残してきたんであります。
昨今の人類による温暖化が問題なのは、その温暖化のスピードがめちゃくちゃ速いということです。従来の、数万年かけて上下していた気候変動にくらべてわずか十数年という猛烈なスピードですから、正常な状態に回帰するためには同じく猛烈な急ブレーキをかけないと間に合わないんでありますね。

話を高山蝶に戻しましょう。高山蝶は大きく4つに分類できるという説があり、クモマベニヒカゲ、ベニヒカゲは「好高山種」になるそうです。(詳しくは上記、高山蝶のワードに一寸野虫さんの高山蝶のページにリンクしましたのでご覧ください。)
一方、タカネキマダラセセリは「擬高山種」に分類され、高山帯に似た環境に棲むが生活圏は森林限界より下ということになっています。
今回行ったポイントはちょうど境界線付近だったようで、どちらのタイプにも出会えたことになります。

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「タカネキマダラセセリ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

そういえば高山蝶のなかでセセリは唯一、今日のこのタカネキマダラセセリだけであります。
日本ではいちばん標高の高い地域に棲息する、クールなセセリなんでありますね。

まぎらわしいのは、よく似た和名のカラフトタカネキマダラセセリで、こちらは低山帯にもいるので、高山蝶(=高山だけの蝶)に含まれないのだそうです。

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「手のりタカネキマダラセセリ」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

なんと、最後に手のりのサービスまでしてくれました。
初の手のり高山蝶であります。
まさに、天高く 山高く登る気持ち(///ω///)♪
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-11 20:26 | そのほかの水系
2008年 09月 08日

Test ♯940 てふてふ捜索隊 ベニヒカゲ 2008

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「ベニヒカゲ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

更新トロくてすみません(>_<;)

一寸野虫さんと行った長野の蝶の旅。
いるハズだけどどうせ出会えないだろうなぁ ... という種に出会えちゃったのはなんだったのかは一旦置いといて(更新遅いくせにひっぱるなぁ)、クモマベニヒカゲととてもよく似ているベニヒカゲです。

名前からクモマベニヒカゲが高山に、ベニヒカゲは平地かなと感じていたのですが、これはクモマツマキチョウとツマキチョウのイメージが強いための私の勝手な思い込みで、ベニヒカゲもクモマツマキチョウ、クモマベニヒカゲなみの立派な高山蝶といえるそうです。

今回行ったポイントはベニヒカゲもクモマベニヒカゲもだいたい同じくらいの数が舞っていました。気持ち、クモマのほうが多かったかな。
どちらも同じくらいの標高を生活圏にする好高山種で、食草もカヤツリグサ科が共通しているなど(サイトによっては両種ともにイネ科も食草にすると記載されてありますが、私の手持ちの小さな図鑑ではクモマのみカヤツリグサ科、イネ科と書いてあります)、どうやって棲み分けしてるのかなとちょっと不思議に思いました。

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「ベニヒカゲ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

クモマベニとベニのぱっと見の区別は後翅の模様がわかりやすかったです。
後翅の表面裏面ともにクモマベニは模様がくっきり入っているのに対し、ベニの模様は暗褐色の地色に沈み込むように少なく目立たないものが多いです。
とは言っても個体差もありますし、なんてったって同じ場所にクモマベニがいますから、ややこしいことこの上ないであります。
「後翅裏面に白いラインがあったらクモマベニヒカゲ、なければベニヒカゲですよ」
一寸野虫さんに判別の要領を教わり、それからというのも翅を開いている個体がいたら下から後翅を覗き込むのが儀式になってしまひました。
なんというか、若い頃、

うつむき加減で前髪が垂れてる女の子がいたら
下から顔を覗き込みたくなるようなそんな感じ
(^▽^;)

でもそんなときにかぎってすぐに逃げられてしまうのでありました。
そりゃそうですよね、蝶でもトンボでも、上下左右の横移動の動きに敏感ですから、本来ならいったん下がって姿勢を低くしたまま前後運動だけでそろりそろりと近寄るのが理想であります。

でも図書館で前髪垂れた女の子がいて、いったん下がって低い姿勢で近づいたら、思いっきり本投げられそうです。
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-08 22:38 | そのほかの水系
2008年 09月 04日

Test ♯939 てふてふ捜索隊 クモマベニヒカゲ 2008

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「クモマベニヒカゲ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

うっかりしておりましたが、このブログもおかげさまで9月4日でまる3年を経ました。
最近、遅々として更新が進まないのに、毎日チェックいただいている皆さまには感謝でございます。★☆。.:*:・"゚★('-^v)Thanks(v^-')★。.:*:・"☆★

そういえば最近は季節イベントも期間限定画像アップもぜんぜんやってませんね(;^_^A アセアセ・・・

自分のブログでもあっぷあっぷしている状況ゆえ、リンクさせていただいている方々やコメントくださる皆さまのサイト・ブログをいつも拝見はしているのですが、コメントまで書き込む余裕がなくて申し訳ありませんです ... ぺこ <(_ _)>

さて本日のクモマベニヒカゲは、8月に一寸野虫さんに誘われて、はるばる長野まで繰り出して撮影してきたカットです。
当日は晴天に恵まれ、恵まれすぎて暑かったですヽ(+∇+)ノ・・・キュゥ

クモマベニが見られるポイントまではだらだらとした登山道を登ってゆくのですが、道に岩がごろごろしていてかなり足にこたえました。
健脚の一寸野虫さんのはるか後方をひぃひぃ言いつつ登ってゆく私。

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「クモマベニヒカゲ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

結果としてクモマベニは往路より復路でたくさん撮影できました。
といっても同じルートを往復してますから、行きでも姿は見ていたのですが、やはり登りという状況のしんどさと、この先標高が上がればもっと良いポイントがあるだろうと思ってしまい、ろくに撮影せずに黙々と登っていたのであります。

目標としていた折り返し地点にようやくたどり着いたものの、蝶の姿はほとんどなし。
私の場合、そこに山があるから登るのではなく、生き物がいるから行くのであって、肝心の蝶の姿がないままに少々凹み気味で昼食をとりました。

一寸野虫さんはさすが、往路で蝶が多く見られたポイントをチェックしていて、そちらの方で時間を割いたほうがベストとの判断で昼食後早々に下りましょうということに。
この機転が功を奏し、いるハズだけどどうせ出会えないだろうなぁ ... という種にも遭遇することができたのでありました。(つづく)
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-04 03:35 | そのほかの水系
2008年 09月 01日

Test ♯938 ヤマトタマムシ 2008

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「ヤマトタマムシ羽化不全 2008 Summer」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

更新がトロくてすみません。。。<(_ _)><(_ _)><(_ _)>

今年は何回かタマムシに出会う機会に恵まれました。
1匹目は例によってキマルリ探しで桜の老木が並ぶ広場をうろうろしていたときです。
ふと、葉の上にひときわ鮮やかな物体がのっかっているのに気づきました。
お、タマムシだ ... けど、なんかいつもと模様が違くない?
そろりそろりと近づいてようやく、羽化不全で翅が変形してしまっているのだとわかりました。

私は東京都文京区の出身です。
山手線の内側ではありますが、私が生まれ育った地域は地下鉄が開通するまで陸の孤島のような場所で、タマムシは幼稚園の園庭のすみに屍骸が落ちていたのを拾った記憶があります。
金沢文庫に行った時、ヒグラシの「カナカナカナ ... 」という声を初めて聞いて驚いたのが小学生のときですから、私にとってはタマムシのほうがヒグラシより身近に感じられる昆虫でありました。

「脱皮」という成長方法は私たちにはイマイチ感覚がつかめない異次元の世界ですが(人間も常に皮膚が代謝してるので知らないうちに脱皮してるといえばしてますけど)、とくに虫など節足動物の脱皮は、ヘビなどの脱皮よりずっと複雑でリスクも大きいようであります。
なかでも羽化不全は人の目につきやすい「脱皮のリスク」のひとつですね。
羽化不全で飛ぶことができなくなった個体を見ると、進化の過程でもっとリスクの少ない方法なかったのかなぁと思ってしまいます。
タマムシ色の人生というけれど、材から脱出できなかったり、当のタマムシたちはさまざまな試練を耐え抜いて生きているのでございますね。

羽化不全の場合、アンバランスな姿でけして美しくないケースもありますけど、なをも必死に生きようとする姿には命の本質が輝いているように感じられて、このタマムシと出会ったときもキマルリのことを忘れて30分ちかくおつきあいしてしまいました。

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「産卵のために材に飛来したヤマトタマムシ 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

こちらは、いつもカミキリを見に行くお馴染みの材置き場。
この日はいつものチーム神奈川のメンバーになんとなーく昆虫撮影の川北和倫さんも加わって虫を求めて早朝から走り回っておりました。

この材置き場では、ちっこいタマムシは見たことありますが、ヤマトタマムシは初めてです。
みんなで見ていると、材をひょいひょいと移動しつつ、やがて産卵を始めました。

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「ヤマトタマムシの産卵 2008 Summer」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

へー、タマムシってこんなふうに産卵するんですね。
お尻から産卵管を出したりひっこめたりして木材の凹凸や裂け目を確かめ、お尻の感触で気に入った産卵場所をさがしている様子はフチグロのメスとよく似てる気がします。

そういえば、私が幼稚園の頃に園庭で見たタマムシはどこで羽化したんだろう。
いくら陸の孤島とはいえ、そうそう立ち枯れや材が転がってるほどの雑木林はなかったと思うんだけどなぁ。
細川家(田中角栄邸も、もとは細川家の敷地のごく一部)とか大きなお屋敷の敷地内には、タマムシが子孫を残せる程度の環境が残ってたのかな。だとしたら今でもタマムシたちは細々と生き延びているかもしれませんねー。

Test ♯577 玉虫色の人生はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-09-01 01:01 | 近隣の水系