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2008年 03月 31日

Test ♯825 メスコバネマルハキバガ 2008

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「メスコバネマルハキバガのメス」 RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

3/29の土曜日に、一寸野虫さんと山梨に行った時に見つけたのがメスコバネマルハキバガ。どこでどう区切れるのか迷う名前ですけど、メス-コバネ-マルハキバガになります。
漢字で書くとどうなるんだろう。台北のMarioさんがコメントくださったのをきっかけに、翻訳機つかって稚拙ながらも中国語にチャレンジしていますが、野鳥とちがって虫の名前ってけっこう漢字表記がわからないケースが多いんですよね。たとえば「キリガ」。yyzz2さんが調べてらっしゃいましたが、早春のキリガというページでは「樹木の葉を食べる幼虫「キリムシ」が名前の元となっているようです。」とあります。ということはyyzz2さんの推測通り、キリガは「切蛾」なのかなぁ。

さてメスコバネマルハキバガですが、オスとメスでは翅の長さが大きく異なります。オスは通常の翅をもち飛翔できますが、メスはご覧の通り翅が小さく、とても飛べそうにありません。ちょうどフユシャクのオスメスの関係に似ています。
じゃぁメスコバネマルハキバガもフユシャクの仲間にならないのかというと、シャクガ科ではなくメスコバネマルハキバガ科なのでフユシャクの定義を満たしていないのであります。メスの翅が退化してるだけだったらミノムシの親のミノガ科など、けっこうたくさんいるんですよ。

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「メスコバネマルハキバガのメス」
Canon EOS Kiss Digital X/Canon Macro Photo Lens 35mmF2.8/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

メスコバネマルハキバガで興味深いのはもう1点、種の和名の由来がメスの特徴をもとにしているということですね。雌が小翅でマルハキバガに似てる、ということだと思うんです。
メスの特徴が和名になってるというと、すぐに思い出せるのは蝶のメスグロヒョウモンやメスアカミドリシジミがいます。

オスの立場は?!

和名は難しいものでありますね。
ん?ということは蛾のオスグロトモエは逆にオスの外見的特徴が和名の由来なのかな??

「いらっしゃいませ、Mothバーガーへようこそ☆
新発売のメスコバネマルハキバーガーはいかがですか」☆⌒ヽ(*'、^*)

今天的蛾子是「Mesu-kobane-maru-ha-kibaga」。漢字記載難。
♂有普通的翅。♀的翅小。
因此我想「Mesu-kobane」是「雌小翅」。
「下唇鬚」二本有,獠牙一樣地曲,延伸著到上面。因此「Kibaga」是「牙蛾」。
可是因為同樣的漢字也,有在日本和台灣指向另外的意義難。
我努力用翻譯機在寫。怎麼著意義希望如果有不明的部分允許。m(_ _)m

Test ♯130 「メスコバネマルハキバガ」はこちら。
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-31 23:10 | そのほかの水系
2008年 03月 30日

Test ♯824 てふてふ捜索隊 キタテハ

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「キタテハ越冬明け」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

夏や秋になるとウチの庭にも飛んでくる、おそらくタテハチョウ族でもっとも身近に見られる種でありますね。この春は例年よりキタテハを見かける機会が多い気がします。当たり年なのかな。あ、でもまだ今の時期は新成虫じゃないから、無事に成虫越冬した個体が多いということか。
身近なだけに「なんだ、キタテハか」とスルーされがちでございますが、秋から春に見られる低温期型(いわゆる秋型)と高温期型(夏型)では翅の色の濃さなどに大きく差がでるので観察していて楽しいであります。秋型になると翅の外縁のぎざぎざが誇張されるのも面白いですよね。(・ω・ )

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「メス(右上)に求愛するオス」 RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

蝶の場合、メスの周囲を飛び回ったり積極的にアタックするケースが多いように思うのですが、キタテハの場合はずいぶんオスが紳士的というか、ムードを大切にするみたいです。
メスがいると、オスは翅を広げて近づきメスの後翅付近にあたまを寄せます。やさしくそっと口説く感じなんでしょうかねー。ヤマトシジミやスジグロシロなどのように、ばたばたして「子づくり、子づくり!」と鼻息が荒いのとはずいぶん違います(笑)。アゲハチョウ亜科なんて、メスを発見するとオスが急降下して有無を言わさず連れ去ってゆくことがあるほどですから、キタテハのオスはナイーブなんですかねー。(^_^)(^^ )スリスリ (^_^)(-- )スリスリ (^_^)(^^ )スリスリ

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「キタテハ本日の営業終了」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

山あいにある小さな草原でコツバメを待っていたら、キタテハが飛んできてするすると枯れ草のなかに潜り込んでゆきました。そっと見てみると、どうやらお休みタイムのようです。
... って、おい、まだ昼の12時ちょい過ぎだぞ。たしかに陽光が陰ってきちゃったけど、身体が動かなくなるほど寒くはあるまいよ。春眠不覺曉ですか。
まぁ、厳しい冬の寒さを成虫で耐えてきたわけだから、越冬明けでいきなりエンジン全開というのも無理な話かもしれないけど。でもそう考えると、同じ成虫越冬のルリタテハってパワーあるよなぁ。越冬明けでも高速で弾丸飛行するものなぁ。
性格なのかなぁ ... ルリタテハ、ダッシュ!−=≡ヘ(* - -)ノ

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「キタテハ越冬明け」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

從越冬覺醒了的「ki-tateha(黄立羽蝶)」,吸油菜花的蜜。
黄立羽蝶有低溫期型(秋天型)和高溫期型(夏天型)。因為翅的色的濃度等不同,觀察著很開心。秋天型翅外緣的凹凸被誇張也有趣。(・ω・ )
♂和善地求愛。是求愛的時候黄立羽蝶好像重視氣氛。♂擴大翅接近♀。♂头部沿♀的後翅附近。和善地看起來好像說服。

Test ♯720 てふてふ捜索隊 キタテハ「眠りにつくキタテハ」はこちら
Test ♯672 てふてふ捜索隊 ツバメシジミとキタテハ「ツメレンゲとキタテハ」はこちら
Test ♯570 「キタテハ」はこちら
Test ♯287 「キタテハ」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-30 22:55 | 近隣の水系
2008年 03月 29日

Test ♯823 てふてふ捜索隊 Skippers Maniax ミヤマセセリ 2008

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「ミヤマセセリ 2008 Spring」
Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/Photoshop CS

早春の蝶、ミヤマセセリです。
ミヤマセセリは春にだけ新成虫が舞う蝶のスプリング・エフェメラルのなかで、唯一の「幼虫越冬組」です。幼虫は冬を越し春が近づくと、急いで蛹になって急いで羽化するんでしょうね。

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「ミヤマセセリ 2008 Spring」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

今年はいまのところ、ミヤマセセリに出会うチャンスが乏しいであります。
昨年はもうちょっとあちこちで見かけた気がするんですけど。
まだこれからチャンスがあるかなぁ?

是早春的蝴蝶「Miyama-seseri(深山挵蝶)」。
深山挵蝶是只春天新成蟲舞。是在蝴蝶的Spring ephemeral中唯一的「幼蟲越冬組」。

Test ♯693 てふてふ捜索隊 Skippers Maniax「イチモンジセセリ」はこちら
Test ♯618 てふてふ捜索隊 Skippers Maniax「アカセセリ」はこちら
Test ♯616 てふてふ捜索隊 Skippers Maniax「ホソバセセリ」はこちら
Test ♯611 てふてふ捜索隊 アオバセセリはこちら
Test ♯492 てふてふ捜索隊 「ミヤマチャバネセセリ」はこちら
Test ♯474 てふてふ捜索隊 「ミヤマセセリ、ふたたび」はこちら
Test ♯434 てふてふ捜索隊 「ミヤマセセリ」はこちら
Test ♯264 「ダイミョウセセリ」はこちら
Test ♯174 「ギンイチモンジセセリ」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-29 03:44 | 周辺の山
2008年 03月 28日

Test ♯822 てふてふ捜索隊 ギフチョウ 2008

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「ギフチョウ 2008 Spring」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

今年もギフチョウを見に行ってきました。
出会えたのは午前中だけでしたが、おおよそ10頭くらいを見ることができました。
とはいえ体を温めるために落ち葉積もる地面に降りてしまうので、落ち葉ギフ写真大量生産であります。ε=( ̄。 ̄;A フゥ…

アップで見ると、ウスバシロチョウの「むくむくさ」に印象が似てますね。ギフチョウは翅の美しさに目を奪われがちですが、顔もかわいいであります。(///ω///)テレテレ♪
アゲハチョウの仲間の中では原始的な形態をとどめているそうで、同様に原始的といわれるウスバシロと顔つきが似てるのは偶然ではなさそうな気がします。

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「ギフチョウ 2008 Spring」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Photoshop CS2

日光浴中のところを広角で撮ってみました。
匍匐前進でじりじりと寄ってゆきます。日光浴中はけっこう接近できたりするんですけど、縦位置で撮ったから次は横位置で、とカメラを動かすと、ぱっ!と飛び去ってしまいます。

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「ギフチョウ 2008 Spring」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

めずらしく枝にとまった子がいたので、お腹側から撮影することができました。
右の枝がじゃまだけど、あれこれアングルを変えても、どーにもこーにも画面からはずせません。ま、しょうがないですね。

名和昆虫博物館でギフチョウの写真集を2種購入したのですが、じっさいに自分がチャレンジしたあとで読み返すと、いやはや膨大な努力の積み重ねで撮影されたものなんだなぁと改めて感嘆することしきりです。
一般書店では取り扱っていないと思いますので、名和昆虫博物館に行かれたさいはぜひチェックされることをオススメいたしますです♪

是被稱作為春天的女神的「Gifu-choh(岐阜蝶)」。
在鳳蝶中是原始的形態。

Test ♯433 てふてふ捜索隊「ギフチョウ」はこちら
Test ♯432 てふてふ捜索隊「ギフチョウの卵」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-28 07:31 | 周辺の山
2008年 03月 27日

Test ♯821 カバキリガ

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「カバキリガ 2008 Spring」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Photoshop CS2

春キリガであります。
キリガというと、ぜんぶ成虫越冬するようなイメージがあったんですけど、じっさいは秋だけとか初冬だけとか、今日のこのカバキリガのように早春だけ出てくる、という種がけっこう多いんですね。

カバキリガというと樺の木だけを食草にしてそうな名前ですけど、けっこういろいろ食べるみたいです。カバエダシャクは体色が「樺色」なのでカバになってますけど、カバキリガもそうなのかな。ちなみにカバキリガは台湾にも棲息してるそうですよ。

コンクリートの壁にべたっとくっついていたので、なんというか、かんというかな写真ですけど、唯一の救いは翅の模様がコンクリート迷彩じゃないので、どこにカバキリガがいるかわかりやすい点でございますですね(;^_^A アセアセ・・・

是春天蛾子的「Kaba-kiriga(大概 ... 樺-kiri-蛾)」。
據說這個蛾子台灣也棲息著。
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-27 06:39 | 自動販売機/電話BOX/外灯
2008年 03月 26日

Test ♯820 てふてふ捜索隊 ウラギンシジミの越冬(その5)

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「ウラギンシジミがいなくなったアオキの枝」 RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

3/15、16の土日はフチグロトゲエダシャク捜索に時間を割きましたので、2週間ぶりの近所の谷戸であります。この谷戸に着いたら、まず真っ先に、越冬中だったウラギンシジミがどうなったかなと確認するのが恒例になってしまいました。
とはいえすでに 3/22。どこもかしこも、冬を越した蝶たちが春を謳歌しています。
ウラギンシジミが越冬していたアオキを覗いてみれば、やはり姿がありません。さすがに越冬から覚めて、活動再開したんだなとみんな思いました。

次の瞬間、それを発見するまでは。

ふと視線を落とした地面に横たわっていたのは、まぎれもなく、あのウラギンシジミでした。

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「力尽きたウラギンシジミ」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

思わず、あーーーーーーーーっ!!!!!!と叫んでしまいました。
2/2 に越冬しているのを見つけてからひと月半以上、みんなでずっと見守ってきたウラギンシジミ。春一番の暴風にも懸命に耐えていたウラギンシジミ。そしてやっと、やっと待望の春が来たというのに、目覚めることなく力尽きたウラギンシジミ。

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「力尽きたウラギンシジミ」 KONICAMINOLTA DiMAGE X1/Photoshop CS2

そっと手にのせて各部をチェックしてみました。
翅の先はかなりスレていますが、これは春一番などの風で葉などと接触したからだと思います。翅をめくってみても、ちゃんと頭部、胸部、腹部、肢に欠損はありませんでした。天敵に襲われたのではなく、やはり体力を消耗し力尽きてしまったのが原因のようです。

落ちていた場所に、そっともどしてあげました。
自然は過酷ですが、おそらく力尽きたウラギンシジミはこの後、地上徘徊性の生き物の餌となり、生態系を巡ってゆくでしょう。

對隔了2週,我去了近處的谷戶。在這裡裏銀小灰蝶越著冬。
試著看越冬枝葉的話,沒有裏銀小灰蝶的身姿。
是越冬失敗,呼吸斷絕了的。
從二月二日開始我們注視了,非常悲哀。

Test ♯810 てふてふ捜索隊 ウラギンシジミの越冬(その4)はこちら
Test ♯798 てふてふ捜索隊 ウラギンシジミの越冬(その3)はこちら
Test ♯792 てふてふ捜索隊 ウラギンシジミの越冬(その2)はこちら
Test ♯784 てふてふ捜索隊 ウラギンシジミの越冬(その1)はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-26 05:05 | 近隣の水系
2008年 03月 25日

Test ♯819 Tau emperor Maniax 2008

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「エゾヨツメ 2008 Spring」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/白色LED/Photoshop CS2

3/22の土曜日は、今シーズン初のエゾヨツメにも出会うことができました♪
うーん、何度見てもぬいぐるみみたいでかわいいであります。(^▽^)/

翅をとじてとまるのが蝶、広げたままが蛾とよく言われますが、蛾にも静止時に翅を閉じる種はたくさんいます。野蚕のなかではエゾヨツメだけが翅を閉じますですね。おまけに蛾では静止時には触角を翅の下側、彼らからすると脇腹のほうに格納する種がほとんどですが、エゾっちのオスはなぜか触角を向かい合わせにして翅のあいだに格納します。6000種以上いるなかで、私が観察した蛾はたかがしれていますけど、エゾっちのような触角の格納の仕方は独特な気がします。

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「手のりエゾっち」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

エゾヨツメの食草はけっこう多岐にわたるのですが、それにしては1シーズンに出会う数はけして多くない気がします。まぁシンジュサンも多くはないですけど、オオミズアオやヤママユのように自販機に鈴なりになっているのはまだ見たことないですね。

エゾヨツメの後翅上面にある大きな眼状紋は光の反射によってみごとなブルーに輝きます。夜間にストロボで撮影するときは、真正面からより、ちょっと斜めから撮影するとブルーがきれいに再現されますです。でもいちばんよいのは昼行下みたいです。
うーん、昼間のエゾっちに出会ってみたいけど、かなーりムズカシそうだなぁ。

春天出來的野生的蠶,是「Ezo-yotsume(大概 ... 蝦夷四目蚕蛾 ... ?)」。
要說起來是北方性的種。成蟲一年只有1次羽化。
因為後翅表面的眼花紋有T的文字,英名是Tau emperor。
對於野生的蠶大的種多,不過,這個蝦夷四目蚕蛾是小的方。

Test ♯529 Tau emperor Maniaxはこちら
Test ♯508 Tau emperor Maniaxはこちら
Test ♯504 Tau emperor Maniaxはこちら
Test ♯404「エゾヨツメ 2007」はこちら
Test ♯328「Ladies' and gent's」はこちら
Test ♯222「エゾヨツメ」はこちら
Test ♯148「エゾヨツメ」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-25 00:28 | 自動販売機/電話BOX/外灯
2008年 03月 24日

Irregular serial ♯21 フチグロトゲエダシャク捜索隊2008(その4)

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「荒川河川敷」 RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

フチグロトゲエダシャクは埼玉県ではレッドデータ絶滅危惧種に指定されています。
埼玉県での記録はさいたま市田島で記録がありますが、矢野高広氏が1981年に採集して以来発見されていないそうです。ここ1〜2年で、東京都、千葉県、神奈川県では記録があるのに、なーんで埼玉県だけフチグロが見つからないのでしょう。

いちばんの理由は、

探す人がいない

ということですね。
ただでさえ蛾ですし(^▽^;)、早春のごく一時期のしかも昼行性、生息地も局限していて十分に調査されていない地域が多く、生息地の細やかな性格がつかめていないのであります。

じゃぁ、せめて「探す」だけなら私のような素人にもできるんじゃあるまいか、というワケで埼玉県まで行ってみました。
とはいえ広い埼玉県。そこでまずポイントを絞るために、フチグロが生息するウチの近所の河原とよく似ていそうな場所をさがしました。方法は Google Map の航空写真画像であります。これで各地の航空写真の画像を見て行って、今回選んだのは荒川の花園インターチェンジ付近の河川敷。

ところが航空写真で見るのと現場に行って見てみたのでは大違い。

砂です。

今回河川敷を10数キロ歩きましたけど、ずーっと厚い砂地なんであります。まるで海岸の砂浜を歩いているかのようでした。砂地でも草が生え菜の花が盛りでしたが、近所のフチグロのいる河原とは明らかに環境が違います。
ときおり、「あ、ここならフチグロがいても良さそうだな」という場所もあり、しばらくオスが飛ばないか見ていたのですが、残念ながら姿は確認できず。

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「荒川河川敷」 RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

そしてトドメはこれ。
荒川はその名の通り過去に幾度となく洪水による氾濫を繰り返し「荒ぶる川」と呼ばれたのが由来で、その「荒ぶる川」を治水する必要性は十分理解できます。でも、時はすでに21世紀。流域の人々の命と生活を守り、なをかつ河川敷で命を育むたくさんの生命をも守る手法というものが考えられてもよいのではないかという気がします。
そのためにも、もっともっと生態研究を活発にしないといけませんし、そこへ至る根底の部分としてケモノでも野鳥でも虫でも、日本人がもっと生き物に対して興味をもつことが必要だと思います。

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「フチグロトゲエダシャク」(このカットのみ 2007.3.3 神奈川県で撮影)
Canon EOS 20D/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12 II/Photoshop CS2

Irregular serial ♯20 フチグロトゲエダシャク捜索隊2008(その3)はこちら
Irregular serial ♯19 フチグロトゲエダシャク捜索隊2008(その2)はこちら
Irregular serial ♯18 フチグロトゲエダシャク捜索隊2008(その1)はこちら
フチグロトゲエダシャク捜索隊2007(2007.3.6)はこちら
フチグロトゲエダシャク捜索隊2007(2007.2.25)はこちら
Test ♯125「フチグロトゲエダシャクの交尾」はこちら
Test ♯124「フチグロトゲエダシャク」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-24 23:24 | Irregular serial
2008年 03月 23日

Test ♯818 てふてふ捜索隊 スジグロシロチョウ 2008

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「スジグロシロチョウ 2008 Spring」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

こちらも蛹越冬組のスジグロシロチョウ。土曜日(3/22)に谷戸にいったときに梅の花で吸蜜していました。いやー、虫たちもどんどん活動を開始してますですね。

最近、スジグロシロチョウによく似たエゾスジグロシロチョウという種を知りました。北海道にしかいないのかと思ったら、本州にもふつうにいるんですね。で、エゾスジグロシロチョウが近年さらに分化されて北海道東部に分布するものをエゾスジグロシロチョウ、北海道南部から本州以南に分布するものをヤマトスジグロシロチョウと呼ぶことになったそうです。
このエゾスジグロシロチョウ&ヤマトスジグロシロチョウが、これまたスジグロシロチョウと顕微鏡レベルでしか差異がなくて、フィールドで見かけてもどっちなのかを判別するのはきわめて困難なようです。エゾ&ヤマトの方がちょっと小ぶりなこと、はねに丸みがあること、後翅の黒筋が先細りなことなどで総合的に判断できるとの見方もありますが、熟練した人じゃないと相当むずかしいんじゃないかと感じます。

そういえば、地域によってはヤマトスジグロシロチョウとスジグロシロチョウの交雑も発生しているとか。なんだかカワトンボspのDNA鑑定の一件を思い出しますですね。

到春天,在日本種種的蝴蝶們的活動開始了。
是這個「Suji-guro-shiro-choh(筋黒-白蝶)」,是蛹也越冬,與春天的來到一起羽化了的個體。
用梅的花吸蜜做著。
在日本,與筋黒白蝶相似,大和筋黒白蝶在。
不使用顯微鏡,正確的兩個種難辨別。在混生的地域也產生著雜種。

Test ♯680 てふてふ捜索隊 スジグロシロチョウはこちら
Test ♯635 てふてふ捜索隊 スジグロシロチョウ「生と死の境界線」はこちら
Test ♯585 「命が散るということ」はこちら
Test ♯571 てふてふ捜索隊 スジグロシロチョウ「スジグロシロチョウの交尾拒否」はこちら
Test ♯505 てふてふ捜索隊「スジグロシロチョウ、ふたたび」はこちら
Test ♯142「スジグロシロチョウ」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-23 23:04 | 近隣の水系
2008年 03月 22日

Test ♯817 てふてふ捜索隊 ベニシジミ 2008

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「ベニシジミ 2008 Spring」
CONTAX RX/Talberg 7/Sonar T*135mmF2.8(MM)/中間リング/Fujifilm SP100/FUJICOLOR CD/Photoshop CS2

なんだか、ついこのあいだまで寒波で寒かったのに、あっというまに春爛漫でございますですね。成虫越冬していた虫たちが続々と活動再開したかと思うと、なんと蛹越冬組も羽化して新成虫が飛び交っています。布団が恋しくて寝てばかりなのは私だけなのね。ヽ( ´O`)ゞファーァ...(´_`)アフ...

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「ベニシジミ 2008 Spring」
CONTAX RX/Talberg 7/Sonar T*135mmF2.8(MM)/中間リング/Fujifilm SP100/FUJICOLOR CD/Photoshop CS2

近所の谷戸ではベニシジミが2頭羽化して舞っていました。
ベニシジミは年に3〜5化しますが、先陣の1化目のオスですね。
ベニシジミには春型と夏型があって、翅をひらいた上面の色の濃さの差が大きく異なります。
で、春型の模様を撮影しようと、ベニシジミが翅を開いてくれるのをじーっと待つのですが、どうも中途半端に半開きしかしてくれません。午前中の早い時間帯に日光浴しているのを狙わないとダメかなー。

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「ベニシジミ 2008 Spring」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

春は幼虫越冬組のミヤマセセリ、蛹越冬組のコツバメ、スギタニルリシジミ、ギフチョウと年1化しかしない種が続々でてきますので大忙しであります。これにエゾヨツメやイボタガ、オオシモフリスズメなど年1化の蛾も絡んできますから、優先順位をつけないと二兎追うものは、になってしまいます。
寝てる場合じゃないんですけど、春眠不覺曉、眠いんであります。o( _ _ )o...zzzzzZZ

今天的蝴蝶是小「Beni-shijimi(紅小灰蝶)」。
在日本,紅小灰蝶是蛹越冬。這天,被春天暖引誘,羽化了的紅小灰蝶的♂被看了2頭。
紅小灰蝶成蟲分開成2種翅膀花樣。是春天型和夏天型。夏天型顏色變得濃。
氣溫高顏色好像變得深。

Test ♯723 てふてふ捜索隊 ベニシジミはこちら
Test ♯684 てふてふ捜索隊 ベニシジミはこちら
Test ♯568 「ベニシジミ、アサマシジミ、ツバメシジミ」はこちら
Test ♯544 碧と紅 はこちら
Test ♯439 てふてふ捜索隊 「ベニシジミ 2007」はこちら
Test ♯165 「ベニシジミ」はこちら
Test ♯152 「ベニシジミ」はこちら
Test ♯ -8 「ベニシジミ」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-03-22 15:57 | 近隣の水系