Faunas & Floras Phase2

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カテゴリ:周辺の山( 53 )


2008年 02月 07日

Test ♯779 ホシオビキリガ

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「ホシオビキリガ(だと思う) 2007-2008 Winter」RICOH Caplio GX8/白色LEDライト/Photoshop CS2

DX-9さん、一寸野虫さんとひさびさに糖蜜をしました。
今回はいままでやったことのないポイントでチャレンジしてみようということで、近所の河原の対岸にある山で行ってみました。
このポイントは山の麓に畑が広がり、栗の木もたくさん植えられている、私のお気に入りの場所であります。でもこの日行ったら衝撃の光景が。

ああっ、栗の木が何本も伐採されてる!!Σ(|||▽||| )

しかも背の低い木が重点的に根元からばっさり切られてしまっています。
あぅ、身長の低い私にも、栗の花に飛来するたくさんの虫たちが撮りやすい環境が失われてしまひました。。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。
なんてこったい、オリーブ!
いや栗だから、なんてこったいマロン!!

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「ホシオビキリガ(だと思う) 2007-2008 Winter」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

気を取り直して、いざ糖蜜をはじめます。と言っても糖蜜を準備してくれて散布までしてくれるのはぜんぶDX-9さん。わたしは完全にオンブに抱っこであります(^▽^;)
これを世では役立たずといいます。

糖蜜の甘い香りが林内に漂います。この香りに誘われてキリガがやってくるのであります。とはいえ糖蜜を散布すればぜったいキリガが飛来するとはかぎらず、やはり寒い日だったり強風だったりすると1頭も来てくれないことがあります。
キリガの飛来を待っていると、頭上でわずかな風切音とバサッという音が。ん?ムササビかな?と見上げてみれば、寸胴だけど翼長が大きい黒い影が通過してゆくではありませんか。

わ、フクロウじゃん!

ああ、これだけで幸せな私(笑)。

糖蜜では、ホシオビキリガ(ごまだら型)とカシワオビキリガの2種であわせて5〜6頭という成果でした。今日の2カットともホシオビキリガだと思うのですが、ちょっと自信なし。
あとは糖蜜とは関係なしにクロテンフユシャクとウスモンフユシャクのオスがさかんに林内を飛び交っていましたです。

梅が咲き始めた地方も多いようですし、越冬キリガたちもそろそろ目覚めてたくさんの種類が糖蜜に遊びにきて欲しいであります。

Test ♯413「ホシオビキリガ LOMO LC-A風」はこちら
Test ♯377「ホシオビキリガ、ふたたび」はこちら
Test ♯375「ホシオビキリガ」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-02-07 23:59 | 周辺の山
2007年 06月 27日

Test ♯555

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「ツマキシロナミシャク」
(上)Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2
(下)RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

最近、野山を散歩しているとよく見かける蛾であります。
昼間はじっとしているので、夜行性でじっと日没を待っているようですね。それにしてもあなた、よく目立ってますよ。この蛾自身は毒はもっていないハズなので、もしかして翅の黄色がなにか擬態の役目を果たしてたりしてますか?
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夜行性の蛾の昼間の過ごし方というのはいろいろありますが、パターンとして多いのは樹の幹にとまってじっとしている、樹木や草本の葉の「裏」にとまってじっとしている、ですね。でもこのツマキシロナミシャクは葉の「表」に堂々と佇んでいる姿をよく目にするように思います。
保護色が効いているとはとても思えないので、なーにか堂々としていられる理由を持ってるんでしょうねー。
このツマキシロも年1化なので、今の季節が終わると成虫と出会えるのは、また来年! ... であります。そういえば、この季節って翅の模様が白と黒斑を基調として黄色をアクセントに配置したダルメシアン風の蛾が多い気がしますね。やっぱり保護色として機能してるのかな ... ??
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by Faunas_and_Floras | 2007-06-27 00:52 | 周辺の山
2007年 06月 26日

Test ♯554

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「トンボエダシャク」
(上下とも)Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

ヒロオビトンボエダシャクと迷いましたが、他のカットも含めて比較したかぎりではトンボエダシャクのようです。
農地のはずれにあるクリの木で何頭も吸蜜に飛来していました。
写真で見ると、その名前もあって「あぁ、きっとトンボに似てるんだろうな」と思ってしまいますが、せわしなくクリの花で吸蜜している彼らを直接見ていると、ぜんぜんトンボは連想できないです。
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長い胴体が黄色地に黒なので、このあたりからサナエ系のトンボに印象が似ていたように感じられたのかもしれません。でも翅の色形がまるでトンボじゃないんですよね(^ ^;
どうやら年1化らしいので、ウチの近所で成虫と出会えるのは7月上旬くらいまでかなー。
クリの木のどこかで交尾してないかなとしげしげと探してみたのですが、残念ながら今のところ交尾のシーンには遭遇できていないであります。また来年! ... かな。。。
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by Faunas_and_Floras | 2007-06-26 19:33 | 周辺の山
2007年 06月 25日

Test ♯550 てふてふ捜索隊 イチモンジチョウ

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「イチモンジチョウ」
(上)Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12_2/Digital Photo Professional 2.2.2/Photoshop CS2
(中下)Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12_2/Photoshop CS2

イチモンジチョウとアサマイチモンジはとてもよく似ています。
先日、遠征先で初めてアサマイチモンジをみましたが、その後自宅近所の農地のクリの木にイチモンジチョウが2〜3頭吸蜜のため飛来しているのに出会いました。
一寸野虫さんから教わった区別点は、イチモンジチョウとアサマイチモンジでは、左右の翅にまたがる、白点で構成された弧を描くラインで区別するのがもっとも容易なようです。
イチモンジチョウでは、前翅の中央付近の白点が左右でひとつづつ、とても小さくなっていて(個体によっては消えてしまっていて)遠目でそこだけ白いラインが切れているように見えます。いっぽうアサマイチモンジでは白点の大きさがずっとバランスよく続いてゆくので、きれいに1本のラインに見えます。
今回、はじめてイチモンジチョウを見てみて、なるほどと感じました。ちなみにアサマイチモンジは日本固有種ですが、こちらのイチモンジチョウはユーラシア大陸北部にまで広く分布しているようです。
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前翅の白点1コが大きいか小さいかは、写真判定なら翅を閉じていてもなんとか区別ができそうですね。アゲハほどではありませんが、吸蜜しながら翅をぱたぱたと閉じたり開いたりするので、よほど近距離じゃないと肉眼ではキビシそうです。
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ああっ、こっちを向くにゃぁぁぁ〜 (+_+。)
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by Faunas_and_Floras | 2007-06-25 02:27 | 周辺の山
2007年 06月 18日

Test ♯541 てふてふ捜索隊 テングチョウ

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「天狗さま、初夏を満喫す」
(上中下とも)Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12_2/Photoshop CS2

今年の早春は天狗さまが少ないように感じていました。暖冬でしたけど、越冬がうまくいかなかった個体が多かったのかしらとちょっと心配してました。
そうこうしているうちに、ふたたび天狗さまが舞う季節になりました。農地の栗の木で忙しく吸蜜したり、アスファルトのうえで数十頭がたむろしていたり、なかなか落ち着きのない天狗さまたちであります。でも数的には例年並みに回復しているようで安心しました。
どの個体もスレがなく翅がきれいなので、新しい世代なのかな?
でも成虫越冬明けの早春に急いで交尾、産卵して、およそ2ヶ月ちょいでもう羽化までするんでしょうか。
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じつはテングチョウは生活史があまりわかってないようで、年に2化したケースも報告されているようです。
暑さが最盛期になる夏場に一時的に夏眠するそうですが、秋に活動再開するとそのまま成虫越冬し、来年ふたたび春いちばんの野山を舞います。年1化だとすると、成虫の期間が数週間しかない昆虫が多い中で、かなり長い期間を生き延びなくてはなりません。
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同じ鱗翅目の蛾には、ここまで長い期間成虫でいる種はいないように思います。
だとすると、蛾から分化した蝶の仲間が獲得した能力のひとつと言えるかもしれません。
虫にはまだまだ不思議がいっぱいですね(^ ^

Test ♯454 てふてふ捜索隊「天狗さま、春に佇む」はこちら
Test ♯22「テングチョウ」はこちら
Test ♯131「天狗さま、ふたたび」はこちら
Test ♯202「天狗さま、樹上より下界を見下ろす」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2007-06-18 22:32 | 周辺の山
2007年 06月 17日

Test ♯538 てふてふ捜索隊 ヒオドシチョウ

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「ヒオドシチョウ」FUJIFILM FinePix 6800z/Photoshop CS2.

近所にある農地を歩いていたら、真っ赤な飛行物体が道を横切って螺旋飛行してゆきます。
お!?と思って目で追うと、畑のなかにひょいととまりました。
そろりそろりと近づいて見ると、ヒオドシチョウでした。
飛んでるときは真っ赤なのに、翅をとじた姿はなかば腐りかけの大きな枯葉という感じですね。
ヒオドシチョウは成虫越冬ですが、この個体は時期的にも越冬個体ではなく新成虫のようです。これから来年の桜の季節くらいまで永くたくましく生き延びて、次世代を育むという大きな使命を追っています。そういえば天狗さまも新成虫が続々と羽化してきてますね。

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「アジサイ」FUJIFILM FinePix 6800z/Photoshop CS2.

あいかわらず植物の見分けがつかないのですが、これはガクアジサイでいいのかな?
アジサイの花は快晴の日より、しとしと小雨降るときに見た方が趣きがあってよい気がします。
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by Faunas_and_Floras | 2007-06-17 15:24 | 周辺の山
2007年 06月 13日

Test ♯532

先週、近所の谷戸を歩いていたときのこと。
道に沿って畑があるのですが、うち一カ所だけ樹木を柵で支えている場所があります。
そばに寄ると白い大きな花が満開で、周囲は濃密な甘い香りが充満していました。
たぶん蔓系の植物で、ぶどうかなにかだと思うのですが、ちょっと自信がありません。
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さてその木の上では、なにやら黄色い物体がいくつも飛びかっています。かなり速くて、ハチやハエのように器用に方向転換しながら、ぶいんぶいん飛んでいます。テリトリーを守っているのか、メスに求愛のアタックをしかけて振られているのかわかりませんが、もうとにかく、ぶいんぶいんです(笑)。
遠目でひときわ黄色が目立つこの生き物はいったいなんだろう?
と、思って近づいてみるのですが、休む気配も見せずにぶいんぶいんなので正体がよくわかりません。どうやら昼行性の蛾らしいぞ、とわかるまで数分かかりました(^ ^;
うーん、こんなハエみたいに器用に飛ぶ蛾がいるんだなぁ、と感心しつつ、なんとか写真に収めようと木の周囲をぐるぐる回って、ようやく葉に降りた一瞬の1カットだけ撮影することができました。
蛾LOVE師匠に尋ねてみたところ、「コトラガですね」。
うーん、これはリベンジ物件だなぁ、もっと間近でしげしげと見てみたいなぁ。
... と思っていたところ、今週になって河原の対岸にある農地のクリの花にコトラガと思わしき個体が吸蜜に来ているではありませんか!
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「コトラガ」Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12_2/Photoshop CS2

コアオハナムグリがぶんぶん飛んでぶつかってくるのにへこたれず、チャンスをうかがうこと1時間半。ついに葉の上に静止したコトラガを発見!
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「コトラガ」Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

うーん、蛾とは思えぬ顔立ちでかっこいいじゃないですか♪
胸元のオレンジの飾毛も素敵です。
葉の上で静止していた個体も、わずか4カット撮影したところで「ぶいん」と飛び去ってしまいました。
顔のアップを撮りたいなー。でも捕獲しないと、とてもじゃないけど無理だろうなぁ。。。
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by Faunas_and_Floras | 2007-06-13 01:30 | 周辺の山
2007年 05月 10日

Test ♯469

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「アオオサムシ」(だと思う度60%)RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

近所にある小さな神社。周囲を宅地や農地に囲まれ、そこだけ昔ながらの雑木の面影を残す場所、いわゆる鎮守の森であります。
参道を歩いてゆくと、あちらこちらでオサムシが徘徊しています。闇夜のなかライトに浮かび上がる姿は光沢が輝いてきれいです。ここはアオオサムシが多いのですが、時折エサキオサムシの姿も見ることができます。私はまだ甲虫類の判別がぜんぜんできないので、アオかエサキかちょっと悩みましたが、この個体はアオオサムシのように思えます。
なにかイモムシのような獲物を捕獲して、一生懸命お食事中であります。

ライトがきらきらするのが気になるのか、頭上ではムササビがやや警戒モードでつぶやくように鳴いています。境内の白熱電球には小さな蛾がたくさんたかっています。昔は虫がいっぱいいたよなぁ、という場面がそのまま残された、タイムカプセルのような場所ですね。この鎮守の森という概念を、もっと街中の公園に反映できたらよいのになぁと感じます。それぞれはけして広範囲の面積は必要ないと思うんです。小さな森をつくっていって、それぞれが川やグリーンベルトで結ばれていれば、都心部にもたくさんの生き物が帰ってくるハズだと思うのです。
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by Faunas_and_Floras | 2007-05-10 00:18 | 周辺の山
2007年 04月 07日

Test ♯434 てふてふ捜索隊

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「ミヤマセセリ」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

ギフチョウ同様に、スプリング・エフェメラルの時期だけに野山を舞うミヤマセセリです。
ひかくてき地味な色合いの種が多いセセリ蝶のなかで、ミヤマセセリは微妙な斑や模様が見え隠れして見栄えがします。
年1化なのですが、こんなに早い時期から羽化し始めるのですから、がんばれば2化(夏型)、3化(秋型)、もしかしたら4化(晩秋型)までイケそうな気がします。でもいま野山を舞う成虫が産んだ卵からふ化した幼虫たちは、のーんびり成長してゆき、そしてそのまま冬を迎えてしまい、幼虫のまま冬を乗りきったところでようやく蛹になって、そしてふたたびスプリング・エフェメラルの時期だけに成虫が姿をあらわします。

虫たちには、それぞれに戦略があるワケですが、知れば知るほど、ほんと自然って不思議です。
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by Faunas_and_Floras | 2007-04-07 02:06 | 周辺の山
2007年 04月 06日

Test ♯433 てふてふ捜索隊

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「ギフチョウ」
Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12_2/Photoshop CS2

昨日掲載した、ギフチョウの卵と同じ日に撮影した成虫です。
気温がやや低かったためか、体温がうまく上がらないらしく枯葉の上にすぐ舞い降りてしまいます。
周囲にいたカメラマンはみなスミレなど花にギフチョウがとまり吸蜜するシーンを撮りたいらしいのですが、私はこの日が初対面ですから、背景が落ち葉だろうがなんだろうが気にしてなんていられません(^ ^;
できれば顔のアップも撮りたかったのですが、敏感なのでさすがにそれは無理でした。
けっこう黒くてつぶらな瞳で、胴体も胸から腹にかけてぽわぽわの毛に覆われているので、かわいいです。
この春、もう一度くらい再挑戦に行けるといいなーと思っています。
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by Faunas_and_Floras | 2007-04-06 21:59 | 周辺の山