「ほっ」と。キャンペーン

カテゴリ:そのほかの水系( 458 )


2007年 05月 15日

Test ♯480

e0065734_302739.jpg

「カワウのコロニー」Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/Photoshop CS2

ホソオチョウをさがして河原を歩いていたら、反対岸にカワウのコロニーがあるのを見つけました。上野の不忍池以外でカワウのコロニーを見たのは初めてであります。
最近、急激に数が回復してきたカワウですが、河川の水質の影響をまともに受ける種ですので、まだ予断は許さない状況であることに変わりはありません。加えて、彼らがコロニーをつくるとリン酸を多く含む糞で樹木が枯死し、周囲の環境も破壊されるというめんどくさい問題を抱えているので、保護するうえでよけいややこしい種なのであります。
でも、彼らはずっとそれで問題なく世代を繋いできたわけで、問題が発生するほどに自然の浄化機能を低下させたのは人類なんですよね。
最近になって、従来の「洪水を未然に防ぐ」開発方法から「洪水を容認したうえで被害を防ぐ」方針に変わりつつありますが、河川については都市部の地下に広がる暗渠も含めて、一刻も早く本来の浄化機能が取り戻せるよう改善する必要があると思います。

Test ♯87「カワウとマガモ」はこちら
Test ♯395「カワウ」はこちら
[PR]

by Faunas_and_Floras | 2007-05-15 03:18 | そのほかの水系
2007年 05月 14日

Test ♯478 てふてふ捜索隊

e0065734_21433981.jpg

「ジャコウアゲハ 2007」
(上中下ともに)Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

父の命日にあわせ、毎年GWの日柄のよい日に墓参に行きます。今年は5/5に行ってきました。広い敷地の霊園内には昔ながらの雑木林もあり、2年前にはオオホシオナガバチを撮影しました。
でも昨年は姿が見られず、今年こそはと思っていたのですが、残念ながら今回もオオホシオナガバチは見つかりませんでした。
かわりに優雅に舞う姿を披露してくれたのがジャコウアゲハです。いつもは飛び回ってなかなか降りてきてくれないのですが、今回は運がよいことに2度も降りてきてくれました。
e0065734_2151175.jpg

どうやら春型のオスのようですねー。
アゲハの仲間はなかなか接近して観察できないので、ちょっと興奮してしまいました(^ ^

アルカロイド系の毒をもつウマノスズクサを食べ、その毒を体内にためて自分自身も毒蝶となって天敵から身を守ったり、蛹の形が番長皿屋敷のお菊の姿に見えることから「お菊虫」と呼ばれたりと、とにかく話題に事欠かない蝶であります。
カラスアゲハなど黒系のアゲハや、さらには蛾のアゲハモドキまでもが、毒蝶であるこのジャコウアゲハに擬態しているのではないかといわれてます。
ちなみにギフチョウが食草にしているカンアオイも、ヒメギフチョウの食草であるウスバサイシンもじつはウマノスズクサ目ウマノスズクサ科の植物だと一寸野虫さんから教わりました。うーん、彼らが進化してきたうえでの戦略が、なんとなく見えるようで興味深いであります (`・ω・´)

さて、雑木林のツツジの前で何度も同じコースを行ったり来たりしているので、内蔵ストロボをオンにして飛翔写真にチャレンジ! であります。
e0065734_22225776.jpg

あああああぁぁぁぁぁ〜
ぜんぜんダメじゃん(T_T)

はたして擬態が似てるかどうかはこちら(^ ^
→Test ♯239「アゲハモドキ」
→Test ♯266「アゲハモドキ」
[PR]

by Faunas_and_Floras | 2007-05-14 22:23 | そのほかの水系
2007年 05月 14日

Test ♯477 てふてふ捜索隊

e0065734_4272466.jpg

「ホソオチョウ 2007」Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

土曜日に、山梨県にホソオチョウを見に行きました。
日本に棲息していなかったこのホソオチョウは、人為的に国外から持ち込まれ、1978年頃から東京を皮切りに日本各所で点在的に確認されるようになった種です。ウマノスズクサを食草とするため、同様にウマノスズクサを食べて育つ在来種のジャコウアゲハと競合し影響が出るのではないかと懸念されていますが、いまのところはまだ数も少なく、ジャコウアゲハを脅かすほどに爆発的に生息数を増やす傾向は確認されていないようです。
このように人為的に生物種を移動させることについての肯定否定はいろいろな意見があると思います。今後も外来生物法をはじめ、これらの問題はさまざまな場所で論議されるでしょうし、するべきだと思います。肯定否定どちらが正しいか結論がでるまでは、きっと日本ではまだまだ時間がかかるのでしょうね。
陽射しを遮るもののない河川敷でゆらゆらと飛ぶホソオチョウを見ながら、日本に限らずこれからの人類はどのように自然と関わり合ってゆくべきなのかなと思ういち日でありました。
[PR]

by Faunas_and_Floras | 2007-05-14 05:13 | そのほかの水系
2007年 05月 12日

モバイルFaunas&Floras

e0065734_175248100.jpg

今日は暑いですけど、からっとしていて過ごしやすかったですね。
またキバネツノトンボたちに会ってきました。
これから夜の部ですー。
[PR]

by Faunas_and_Floras | 2007-05-12 17:52 | そのほかの水系
2007年 05月 09日

Test ♯468 てふてふ捜索隊

e0065734_831580.jpg

「コツバメ」
(上)Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12_2/Photoshop CS2
(中)Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2
(下)RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

この春、何度も挑戦していたコツバメです。
いままであちこちポイントに行き数時間粘るものの、姿をいちど見ただけでシャッターを押せたのはわずか一回。図鑑では、テリトリーに他の蝶が侵入してくると違う種の蝶であっても追飛して追い払う行動をよく行うとあるのですが、追飛どころかコツバメそのものが見つからないのであります。年に1度、桜の頃にしか姿を見ることができないので、今年はなかば撮影をあきらめかけていました。
ところが、いるところにはいるもので、ヒメギフチョウを見に遠征した折に立ち寄ったポイントでは、狭い範囲に2〜3頭が舞っていてさかんに追飛行動を行っています。遠目で「ちら」としかみることができなかったコツバメが、すぐ目前で何度もちょこんとかわいい姿でとまってくれます ♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪
次に寄った林道でも、数メートルの範囲に2〜3頭が姿を見せてくれました。
遠目では「空飛ぶチョコレート」という感じですが、はじめて間近で見るとまるで違う印象です。
e0065734_942288.jpg

翅を縁取るように走るブルーのライン、遠目で見えたチョコ色の翅にはシックできれいな模様がグラデーションで彩られています。そして目の周囲の白いアイライン。なんだか渋谷系ガングロ山姥娘を思い出してしまいました(笑)。
身近なシジミ蝶のなかでは、ほんとうに独特な雰囲気ですね。
e0065734_9171143.jpg

ついこのあいだまで近寄るのも一苦労だったのに、この林道のコツバメたちはレンズが目前まで迫ってもカメラ目線で余裕のポーズであります。蝶にも土地柄で性格がちがってくるのかな??

おまけ。これもコツバメ(笑)。
e0065734_9173728.jpg

「ツバメ」(2004.6.13)OLYMPUS C-5050z/TCON-17/内蔵ストロボ/Photoshop CS2
[PR]

by Faunas_and_Floras | 2007-05-09 09:29 | そのほかの水系
2007年 05月 07日

Test ♯466

e0065734_22362842.jpg

「ホソミオツネントンボ」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

どちらかというとバードウォッチャーで、昆虫少年じゃなかった私にとって、ほんの2〜3年前に知った「成虫で越冬するトンボ」の存在は衝撃的でした。
成虫で越冬するトンボ3種のうち、まずオツネントンボと昨年はじめて近所の河原で出会いました。今年は2頭見ましたので、数は多くないものの、近所の河原で繁殖ができているようです。
そしてこの春ようやく、山梨のツメレンゲポイントに行った折に2種類目のホソミオツネントンボの美しいブルーボディをこの目で見ることができました。写真だとそこそこの大きさがあるように見えますが、イトトンボなだけにちょっと目をそらしたらもう見失ってしまう細さであります。

オツネントンボは成熟しても体色は茶系のままですが、ホソミオツネントンボはご覧の通りブルーに変化します。葉や枝にとまる姿勢もオツネンは身体をぴたりとつけ平行になるのに対し、ホソミオツネンは直角とまでは行かないまでも角度を保ってとまります。
... のは調べて知識として覚えましたが、ホソミイトトンボもあわせてこのよく似た成虫越冬トンボ3種は、なんで進化の途中で分化しなきゃならなかったんでしょう。生息域も完全に住み分けというほど明確に分かれてないですし、肉食ですから蝶や蛾のように食草で分化が促されたわけでもなさそうです。
あぁ、不思議。
[PR]

by Faunas_and_Floras | 2007-05-07 23:10 | そのほかの水系
2007年 05月 06日

Test ♯464

e0065734_20503463.jpg

「キバネツノトンボ」
(上)Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12_2/Photoshop CS2
(下)Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

ツメレンゲのポイントに到着して真っ先に目にとまったもの。
草地の上をなにやら黄色い物体がぶいんぶいん飛んでいます。
「すごい巨大なバナナムシ(オオツマグロヨコバイ)がたくさん飛んでない??」
「んー? コガネムシかな?」
その正体はキバネツノトンボでありました。もうあちらでもこちらでも、ぶいんぶいんです。
ツノトンボは近所の河原で見たことがありますが、夜行性なので昼間はじーっと佇んでいて、写真を撮ろうと近づくと、すぃーっと薮のなかへ逃げてしまいます。
同じツノトンボ科でもキバネツノトンボだけは昼行性なのだそうで、オスがメスを追ったりテリトリーに侵入してきた他のオスを追飛しているのでしょうか、もうとにかく、ぶいんぶいんです(笑)。
外見はぱっと見あまり飛翔にすぐれているように思えないのですが、ホバリングもこなすたくみさです。ギコチなさがまったくなくて、スムースにぶいんぶいん(笑)なのであります。
e0065734_2137338.jpg

そしてこの触覚♪
ツノトンボとはよく名付けたものだなぁと感心してしまいます。
うーん、スクーターでも行けるようなもっと自宅の近所にも棲息してないかなぁ。。。

近所の河原で出会った、夜行性のツノトンボはこちら→Test ♯244「ツノトンボ」
[PR]

by Faunas_and_Floras | 2007-05-06 22:02 | そのほかの水系
2007年 05月 06日

Test ♯463 てふてふ捜索隊

e0065734_10254720.jpg

「クロツバメシジミ」Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

長かったGWも今日で終わりですね。今日はいち日ゆっくり休みませう、という感じで小雨が降ってます。うーん、ホントは恒例になっていた妻の勤務先のバーベキュー大会だったのですが、この寒さでは子どもたちが川で遊べないので中止になりました。

じつは天気がよければ、途中でちょこっと抜け出してバーベキュー会場の下流にあるツメレンゲの群生地の様子を見に行こうと思っていたのです。もう5月なので、クロツバメシジミの成虫が羽化しているのではないかと思ったわけです。明日は病院に行くので、明後日にチャンスがあったら行ってみようと思っています。

クロツバメシジミはツメレンゲなどベンケイソウ科だけを食草にしている蝶です。だからクロツバメシジミを観察しようと思ったら、まずツメレンゲのある場所を見つけないとならないのですが、これがまたたいへんです。日当たりがよくて通気性がよく、またじめじめしない排水性のよい場所が好きなので、お城の石垣や人家の屋根に根付くこともある半面、自然環境では山の岩場や川土手で遷移が起きていないニッチな場所じゃないと見つかりません。各都府県のレッドデータブックでも、危急にランクされていることの多い植物です。
そんなツメレンゲを食草にしていますから、依存しているクロツバメシジミも同様にレッドデータブックで危惧種として指定されています。

5/2にチーム神奈川が山梨に遠征した折、ツメレンゲが群生する場所に立ち寄ってみました。私たちが知るポイントとしては、もっともツメレンゲが広範囲に数多く群生する場所です。この場所もかなり遷移が進んできているので、もうあと何年かすると人知れずツメレンゲともどもクロツバメシジミも消えてしまうかもしれません。
ツメレンゲを見つけたら、こんどは目をこらして小さなクロツバメシジミを探します。でも目に入るのはヤマトシジミやツバメシジミばかり。昨年、シーズン終了まぎわに1頭だけ発見し棲息しているのを確認しましたから、今年も元気に飛んでくれることを期待しているのですが、ちょっとまだ早かったのかしら。地面を見ながらうろうろ徘徊する怪しい5名。
「いたいた、クロツだ!」
低い位置をひょろひょろと飛ぶ白いシジミチョウ。念願のクロツバメシジミです♪
大きさなど、ぱっと見はツバメシジミのメスに似ていますが、色がややダークで、翅の斑の数が多いです。うーん、葉の上にとまってくれて、じーっと観察すれば私でもなんとか区別ができそうですが、飛翔中の姿から即座に識別するにはよほど熟練してないとムズカシそうです。

野鳥もそうなのですが、ある種が激減する理由として依存する環境が失われたが故に急激に数が減るというパターンがけっこうあります。
これからも、いくつかあるツメレンゲのポイントの観察を続けてゆきたいと思っています。
[PR]

by Faunas_and_Floras | 2007-05-06 11:46 | そのほかの水系