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Faunas & Floras Phase2

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2009年 02月 16日

Test ♯968 シモフリトゲエダシャク 2009

Test ♯968 シモフリトゲエダシャク 2009_e0065734_0321590.jpg

「シモフリトゲエダシャク 2008-2009 Winter」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Photoshop CS2

テレビの天気予報で、1月の平均気温が例年より1.5℃高かったと報じていました。
平均気温だから、毎日が例年よりプラス1.5℃なわけで、
1.5℃×31日=46.5℃ということになります。

これって何の計算かというと、昆虫が成長するうえで体内に記憶される積算温度です。
種によって異なるので、すべての種にこの単純計算があてはまるわけではないですけど、
体内で記録、蓄積していった毎日の温度の合計が
「羽化、レッツゴー!」の合格点に達すると成虫になります。
おそらく蛹越冬で早春に羽化するフユシャクは、
今年のこの「46.5℃」はかなり影響を受けたんじゃないかなと感じます。

だって2月になってから、のきなみフユシャク各種の出現タイミングが早いんだもの。
昨シーズンは逆に全般的に遅かったので、よけいに時機到来が早く感じられます。
え、もう出てきてるの!!??
ならよいのだけど、これが下手すると、
え、もう終わっちゃったの!!??また来年〜♪ですか??!!
という事態に陥ってしまひます。
これはシャレになりません。。。

Test ♯968 シモフリトゲエダシャク 2009_e0065734_6321615.jpg

「シモフリトゲエダシャク 2008-2009 Winter」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Nikon Capture NX/Photoshop CS2

冬尺蛾には今日のこの「シモフリトゲエダシャク」と「ウスシモフリトゲエダシャク」がおりまして、
わたしはいつもごっちゃになってしまいます。
せっかく覚えても、来年の今頃には忘れちゃってるんですよねσ(^_^;)アセアセ...

シモフリトゲエダシャクの♀は、冬尺蛾のなかでは最大級の大きさだそうで、
もしかしたらTest ♯106「クリオネ ... 」の♀はシモフリではないかという気がしております。

シモフリといいクロバネといい、♂はわりと見かけるんですけど、
♀や交尾シーンにはなかなか出会えません。
冬尺蛾コンプリートはなかなかに険しい道のりでございます。。。

Test ♯773「シモフリトゲエダシャク 2007-2008 Winter」はこちら
Test♯364「シモフリトゲエダシャク、ふたたび」はこちら
Test♯359「シモフリトゲエダシャク」はこちら

by Faunas_and_Floras | 2009-02-16 23:31 | 自動販売機/電話BOX/外灯


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