2008年 12月 25日

We wish you a Merry Xmas☆2008/Spiders Maniax マメイタイセキグモ(その3)

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「ジョロウグモに襲われたマメイタイセキグモの♀2号」
Nikon F5/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Fujifilm SP X-TRA400/FUJICOLOR CD/Photoshop CS2

10月11日。
2号のいる林道へふたたび行ってみました。
なんだか、たった1週間で周囲の雰囲気がずいぶん変わった気がします。
あっちにもこっちにも、ジョロウグモのメスが大きな網をはっています。
はたしてマメイタ2号は元気なのでしょうか。

「ああっ!に、2号が!!」

そこにあったのは衝撃的な光景でありました。
マメイタ2号が、何倍もある大きなジョロウグモのメスに補食されていたのであります。

マメイタイセキグモは成虫越冬できないと言われています。
したがって産卵後、母クモは卵のうを守るように寄り添いつつも、厳しくなる冬のどこかで生涯を全うすると推測されています。
がしかし、このように補食されて落命するケースもあるのですね。
小さく、ちぎれた枯れ葉の破片のようなマメイタの擬態と保護色も、ジョロウグモには通用しなかったようであります。

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「三角関係」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

私たちが青ざめた顔で覗き込むので、ジョロウが嫌がっていったんマメイタから離れました。
青い矢印の先に、それぞれ母マメイタと残されたふたつの卵のうがあるのがおわかりいただけるでしょうか。
ジョロウグモが卵のうまで補食対象にするのか不明ですが、ジョロウグモのメスたちもまもなく産卵して生涯を終えますから、マメイタの卵のうがそれまで無事に何を逃れることができれば、まずは一安心なハズであります。

このふたつの卵のうから、いったい何匹の子クモがふ化してくるのか想像つきませんが、春以降、さまざまな試練を乗り切り、来年ふたたび出会えることを祈るばかりであります。

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「ふたたびマメイタ2号を食べるジョロウグモ」
Nikon D300/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM/Photoshop CS2

しばらく距離をおいて観察していたら、ジョロウのメスがふたたびマメイタ2号に近寄り、補食を再開しました。
ということは、私たちが発見したときは、こんなちっちゃいマメイタをまだ食べきっていなかった状況だったんですね。
うーん、あと10分でも早く現地に到着していたら、マメイタ2号が襲撃される前に回避できたかも。。。

でも、これも自然の運命です。
これをきっかけに、みなさまが身近な「賢者」であるクモに少しでも興味をもってもらえたら嬉しいであります。

ちなみに「日本七大珍種蜘蛛」でありますが、きどばんさんが、あえて自分の価値基準でという前提で選んだのが以下の七種類であります。

・ワクドツキジグモ
・ムツトゲイセキグモ
・マメイタイセキグモ
・ツシマトリノフンダマシ
・サカグチトリノフンダマシ
・カトウツケオグモ
・キジロオヒキグモ

もちろん、レアなクモはこのほかにもたくさんいます。
まだまだ新種発見の可能性もあります。

産業界では、クモの糸の研究から近年実現した新繊維が驚異の能力を発揮しています。
人類の未来を救ってくれるのは、もしかしたらホントにクモの糸になるかもしれません。

今回のネタを書くにあたり、きどばんさんのホームページならびに掲示板から多数引用させていただきました。ありがとうございます。
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by Faunas_and_Floras | 2008-12-25 23:59 | Season event


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