Faunas & Floras Phase2

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2008年 12月 24日

We wish you a Merry Xmas☆2008/Spiders Maniax マメイタイセキグモ(その2)

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「卵のうに寄り添うマメイタイセキグモの♀、2号」
Nikon D300/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵フラッシュ/Photoshop CS2

「1匹いたんだから、ほかにもいますよ。さがしてみません?」
DX−9さんのすごい発想で、一寸野虫さんと二人で再度、現地を訪れたそうです。
このときは子どもたちの運動会があり、私はいっていなかったのですが、
一寸野虫さんから聞いたはなしでは、
「まぁたしかに他の個体がいる可能性はゼロではないけど、そうはいっても激レアの珍品クモですから、そうそうかんたんには2匹目は ... 」
「ほら、いましたよ!」

... ... ... ミクシィで自慢しながら泥酔するためなら、見つけちゃうんだ。。。(笑)

前回、spaticaさんが発見した場所の道向かいの低木林でした。

きどばんさんの「クモ蟲画像掲示板」を拝見していて思ったのですが、今年は激レアクモがかなりの頻度で発見された年だったようです。
かなりの頻度といっても、数年に1個体あるかないかが、今年は各所で2匹発見されたとか、そういうレベルです。
これが温暖化の影響によるものなのか、はたまたきどばんさんが身を削って運営されている「クモ蟲画像掲示板」での啓蒙活動が実を結びつつある成果なのかわかりませんが、少なくともクモに興味をもつ人が増えて、全国的な観察眼が増えたことが発見例の増加に結びついているのは要素のひとつとしてあると思います。

蛾と同様に、蜘蛛は「キモチ悪い」と一蹴されがちですけど、日本各所には蜘蛛にまつわる伝説も多く、漢字で「知る虫」と表記されるだけあって、そのすがたをじっと観察するとまさに「賢者」たる、じつに素晴らしい風貌をしています。

クモに興味をもたれた方は、ぜひ、きどばんさんの「クモ蟲画像掲示板」を過去に遡り端から端までご覧になってみてください。それだけで、目からウロコのクモの魅力が十分にご理解いただけるハズであります♪

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「卵のうに寄り添うマメイタイセキグモの♀、2号」
Nikon D300/Ai AF Fisheye-Nikkor 16mm F2.8D/内蔵フラッシュ/Photoshop CS2

それにしても、林道脇とはいえDX−9さんもよく見つけ出しましたですねぇ。
ここは年間を通じて幾度も足を運んだ場所でしたけど、「ここで発見された」という認識がなかったら、たぶんこの先何十年通っていても、この小さなクモの存在には気づかないままだったのではと思います。

マメイタイセキグモは、ナゲナワグモの仲間であります。
ナゲナワグモは、その名の通りナワを投げます。
具体的には、餌捕獲用に粘着物質のついた糸を垂らし、それをロデオのようにぶんぶんふりまわすのだそうです。
このような習性をもった種は北アメリカやオーストラリアで知られていましたが、なんと日本にも「ナゲナワ捕獲」する種が発見され、それがマメイタイセキグモとムツトゲイセキグモの2種でした。

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「卵のうに寄り添うマメイタイセキグモの♀、2号」
Nikon D300/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

マメイタ2号発見の知らせを聞いて、わがまま言って10月4日に一寸野虫さんとDX−9さんに案内していただきました。
「まだいるかな。あ、いたいた」
それはちょうど、背の低い私の目線より10センチほど下の枯れ始めた低木の枝先でありました。
なんかもう、お約束ですけど、ち、小さい ... 。
顔を思いっきり近づけないと、マメイタ親の姿がよう確認できまへん。
しかも複雑な姿形なので、自然光で撮るとクモという以前に生き物に写ってくれません。さすがの私も、今回はストロボを多用せざるをえませんでした。

ところで種名の「マメイタ」ってなにかというと、大豆をつかった煎餅のようなお菓子のことだそうです。マメをつぶさず、そのままツブツブしている様子によく似ていることから、マメイタイセキグモと名付けられたようであります。
イセキは、最初の発見者である井関尊二に由来します。
私はずっと「遺跡クモ」だと思ってました(大汗)

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「卵のうに寄り添うマメイタイセキグモの♀、2号」
Nikon D300/Ai AF Fisheye-Nikkor 16mm F2.8D/内蔵フラッシュ/Photoshop CS2

無事にマメイタ2号に出会えたものの、この日は風があって撮影に難儀しました。
卵のうごと糸の先にぶらさがってるので、風が吹くたびにふりこのようにぶんぶん揺れます。おまけに小さいですから、ピントの合う範囲は数ミリレベル。
5分でいいから風よ止んで!!と叫びまくっておりました。

そして追い打ちをかけるように、EOSKissXがバッテリー切れ。
ああぁ、しまったぁ、
予備電池、充電でコンセントさしたまま自宅に忘れてきたぁ・゚・(ノД`;)・゚・

マメイタがなんとか生き延びていてくれることを祈りつつ、
翌週、再度リベンジに行くことに。

ところが3度目の正直と思っていた私は、思いもよらない光景を目撃することになってしまったのでありました。(つづく)
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by Faunas_and_Floras | 2008-12-24 23:59 | Season event


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