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2008年 04月 19日

Test ♯843 チャオビフユエダシャクふたたび

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「チャオビフユエダシャク 山梨県内新産地」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Photoshop CS2

エゾミツボシキリガを撮影していたら、トイレの裏で一寸野虫さんが「あっ!」と叫んでいます。ん?どうしたのかなと行ってみると、「チャオビがいますよ!」

そうです、チャオビフユエダシャクといえば、はるばる岐阜まで行ったのに1頭も見つからず、リベンジで山梨県内でようやく撮影叶ったフユシャクであります。

本来の分布の北限は静岡県西部から長野県南部くらいまでが確認されています。
ところがなぜか、山梨県にいるんでありますね。
途中の地域ではまだ発見されていないので、山梨県だけは「謎の飛び地」の分布になっています。

過去、フユシャク研究で有名な中島秀雄先生はじめ諸先輩方が調査したところ、甲府市、韮崎市でチャオビの生息が記録さてれています。ところが今回発見したのは甲州市。私たちが知る限りでは初の記録になります。

しかも、4月の12日。いくら周辺に雪が残っているからって、
このあたりのチャオビはずいぶん遅い羽化なのね。

チーム神奈川のメンバーは、蛾類学会員の蛾LOVEさんとシノブさん以外は基本的に採集しないんですけど、新産地を中島先生にご報告するために、このチャオビは捕獲し蛾LOVEさんに預けました。将来的に山梨のチャオビを精密に調査しようということになった時に、交尾器の形状の精査やDNA検査で、かならず標本サンプルが必要になるからです。

私は全滅を招いたり、無益な殺生になる採集は反対ですが、
子どもたちが昆虫採集によって命に触れたり、研究のための採集は必要だと思っています。

未来の子どもたちが、豊かな自然のなかで命と触れ合うことができますように。

Test ♯811 チャオビフユエダシャク捜索隊(その2)はこちら
Test ♯801 チャオビフユエダシャク捜索隊(その1)はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2008-04-19 04:05 | 自動販売機/電話BOX/外灯


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