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Faunas & Floras Phase2

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2008年 03月 09日

Test ♯807 ホソウスバフユシャク

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「ホソウスバフユシャクの交尾 2007-2008 Winter」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

ナミシャク亜科やエダシャク亜科ではない、いわゆる「ザ・フユシャク系(フユシャク亜科)」のなかで最後発に出てくるのがホソウスバフユシャクです。まだこのあとにもフチグロトゲエダシャクやトギレエダシャク(ともにエダシャク亜科)など春に出てくるフユシャクがいますから、ホソウスバフユシャクはいわば冬の終わりを告げるフユシャクと言えるかもしれません。

この日は強風でしたが、翅がなく体型が空気抵抗の低そうなメスは風なんてものともせずに元気に歩き回ってます。メスは交尾中もどんどん歩いてゆくので、オスは後ろ向きで歩いてついてゆかなくちゃならないし強風で翅がばたばたしちゃうしで翻弄されまくってました。

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「ホソウスバフユシャク 2007-2008 Winter」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

こちらは強風を逃れて丘の反対側でまったりしているオス。
なにもこんな強風の日に働かなくてもねぇ。という感じなのでしょうか。
蛾の業界も、意外とこういうのが要領よく交尾を複数回こなして、遺伝子を多く残したりするんだろうか ... 。
もっと根性だせよ(笑)

Test ♯807 ホソウスバフユシャク_e0065734_223618.jpg

「ホソウスバフユシャク 2007-2008 Winter」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵ストロボ/Photoshop CS2

こちらのオスもまったりしてますが、上翅の一部を欠損してますね。
まったりしていても、それなりの努力と修羅場をかいくぐってはいるようであります。
ホソウスバという名前がいかにも「細々と幸薄い」イメージに結びついてしまうのですが、ちゃっかり北海道から本州、九州、さらには朝鮮やシベリアにまで広範囲に分布している「超地味系勝ち組」の種のひとつなのでありました。

今天是「Hoso-usuba-fuyushaku(大概 ... 「細薄翅冬尺蛾」...?)」。
這個蛾子與「Usuba-fuyushaku(薄翅冬尺蛾)」相似。
但是這個蛾子比薄翅冬尺蛾晚,冬天結束的時期都羽化。
這個蛾子的外表也,比薄翅冬尺蛾看上去小。
雌交尾中也連續不斷走去。拼命、雄追隨雌走的方向。

Test ♯414「ホソウスバフユシャク」はこちら
Test ♯123「冬の終わりを告げる蛾」はこちら

by Faunas_and_Floras | 2008-03-09 02:03 | そのほかの水系


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