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2007年 11月 08日

Test ♯701 ナカオビアキナミシャク

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「ナカオビアキナミシャク 2007」 RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

周囲の木々がすっかり紅葉した、峠のトイレにいたのはナカオビアキナミシャク。
ナミシャクの仲間で、11月から12月にかけて出てきます。
「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で調べてみると、おおむね標高600mから1400mと
やや高いところに分布する山地性の蛾のようです。
土曜日に私が撮影した、この峠のトイレもだいたい1300mくらいです。

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「ナカオビアキナミシャク」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

トイレから車ですこし走ると高原があります。
ここでも笹の葉の上にたたずんでいるナカオビアキナミシャクを発見。
うーん、保護色になってないけど大丈夫なのかな(^ ^;

食草はリョウブなのだそうですが、日本では1科1属1種で近縁種のない樹木ですね。
ナカオビアキナミシャクの分布は本州、四国、九州、屋久島となっていますが、
リョウブは北海道南部から九州、朝鮮に分布するらしいので、
日本でも北海道の低地ならナカオビアキナミシャクがいる可能性はありそうです。

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「ナカオビアキナミシャク羽化不全」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

高原を歩いていたら、歩道脇の斜面を歩くナカオビアキナミシャクがいました。
翅が妙なかたちで縮れています。羽化したてなのかなと思いましたが、
一生懸命歩いて移動しているところからすると羽化不全の可能性が高そうです。
この子がメスだったらオスのほうから飛来してくれて交尾ができますけど、
オスだったらちょっと配偶者と出会うには条件が厳しそうですね。

羽化不全というのはいろいろな種で見かけますし、
けして少ない比率ではないように思います。
それだけのリスクをとってまで、蛹の段階を経る完全変態のシステムは
なにかメリットがあるということなんでしょうね。
うーん、不思議だなぁ。
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by Faunas_and_Floras | 2007-11-08 07:07 | そのほかの水系


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