2007年 09月 13日

Test ♯635 てふてふ捜索隊 スジグロシロチョウ

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「生と死の境界線」
Canon EOS Kiss Digital X/EF70-200mm F2.8L IS USM/EF12 II/Photoshop

今年の夏は暑かったですね。
そんな猛暑まっさかりの7月後半に撮影したカットなのですが、スジグロシロチョウが地面に降りて、なにかを舐めています。
猛暑でほぼ干上がってしまった水たまりの、絶望的な状況で死を待つおたまじゃくしです。
その数は数百はいたのではないでしょうか。すでに息絶えた個体も多いらしく、なんとも生臭い匂いが周囲を漂います。
姿はまだおたまじゃくしでも、間一髪、手足が生え肺呼吸へ移行した個体は元気に飛び跳ね、あとは尾が無くなるのを待つばかりになっていました。水が干上がるまでの、ほんとうにわずかな成長の差が生と死の境界線になってしまったのですね。
スジグロシロチョウは、そんな死にゆくオタマジャクシを舐めながらなにを思うのでしょう。
時に自然は残酷ですが、その自然のドラマを見て感傷を抱くことのできる人類が、戦争を繰り返し、いちばん残酷なのは皮肉としか思えないです。
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by Faunas_and_Floras | 2007-09-13 03:13 | そのほかの水系


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