Faunas & Floras Phase2

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2007年 06月 16日

Test ♯535 てふてふ捜索隊 ミドリシジミ

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「ミドリシジミ(メス)」
(上中下ともに)Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

翅をひろげたとき、オスは前肢後翅のほぼ全面が輝くのに対し、メスの場合は4パターンの模様に分かれます。
「メスはその模様によって、A型、B型、AB型、O型に分かれます。オレンジの斑が入るのがA型、ブルーの模様が入るのがB型、ブルーとオレンジ両方あるのがAB型で、逆に両方ないのがO型になります。」
Kimさんの説明を聞いてしげしげと見てみると、確かにブルーがある個体、ない個体があります。オレンジの斑は、素人の私には有無の判断がちょっとわかりずらかったです。やっぱりこのへんは毎年じっくり観察しているKimさんだからこそですね。
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この写真で、メスの前翅に左右それぞれ二つほどオレンジの斑があるのがわかりますでしょうか。たぶんこれはA型のメスなのでしょうね。
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一方、こちらはブルーの模様がありますから、A型ということになります。なんとなくオレンジの斑もあるような気がしますが、ちょっと判別がムズカシいですね。もしかしたらAB型なのかもしれません。
これらは蝶に人間のような血液型があるわけではなくて、遺伝発現が人間の血液型と同じ仕組みで世代に引き継がれてゆくため、ABOで呼ばれているようです。
「A型のオスとA型のメスからは、B型の子は産まれないというわけです。でも、O型の子は産まれる可能性があります。オスもメスもAO型だった場合です。産まれる子はAA、AO(模様はA型)、OOの3種類がメンデルの法則そのままに遺伝してゆきます。」
ホント、人間の血液型と同じ仕組みで、翅の模様が遺伝してゆくのですね。
ミドリシジミを見ながら、「あ、A型だ。お、こちらはO型だぞ」なんて呼んでいると、親近感がわいてすごく面白かったです。
貴重な講義をレクチャーしてくださったKimさんに大感謝です☆
ありがとうございました!!
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by Faunas_and_Floras | 2007-06-16 00:48 | そのほかの水系


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