「アオオサムシ」(だと思う度60%)RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2
近所にある小さな神社。周囲を宅地や農地に囲まれ、そこだけ昔ながらの雑木の面影を残す場所、いわゆる鎮守の森であります。
参道を歩いてゆくと、あちらこちらでオサムシが徘徊しています。闇夜のなかライトに浮かび上がる姿は光沢が輝いてきれいです。ここはアオオサムシが多いのですが、時折エサキオサムシの姿も見ることができます。私はまだ甲虫類の判別がぜんぜんできないので、アオかエサキかちょっと悩みましたが、この個体はアオオサムシのように思えます。
なにかイモムシのような獲物を捕獲して、一生懸命お食事中であります。
ライトがきらきらするのが気になるのか、頭上ではムササビがやや警戒モードでつぶやくように鳴いています。境内の白熱電球には小さな蛾がたくさんたかっています。昔は虫がいっぱいいたよなぁ、という場面がそのまま残された、タイムカプセルのような場所ですね。この鎮守の森という概念を、もっと街中の公園に反映できたらよいのになぁと感じます。それぞれはけして広範囲の面積は必要ないと思うんです。小さな森をつくっていって、それぞれが川やグリーンベルトで結ばれていれば、都心部にもたくさんの生き物が帰ってくるハズだと思うのです。