Faunas & Floras Phase2

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2007年 05月 06日

Test ♯463 てふてふ捜索隊

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「クロツバメシジミ」Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

長かったGWも今日で終わりですね。今日はいち日ゆっくり休みませう、という感じで小雨が降ってます。うーん、ホントは恒例になっていた妻の勤務先のバーベキュー大会だったのですが、この寒さでは子どもたちが川で遊べないので中止になりました。

じつは天気がよければ、途中でちょこっと抜け出してバーベキュー会場の下流にあるツメレンゲの群生地の様子を見に行こうと思っていたのです。もう5月なので、クロツバメシジミの成虫が羽化しているのではないかと思ったわけです。明日は病院に行くので、明後日にチャンスがあったら行ってみようと思っています。

クロツバメシジミはツメレンゲなどベンケイソウ科だけを食草にしている蝶です。だからクロツバメシジミを観察しようと思ったら、まずツメレンゲのある場所を見つけないとならないのですが、これがまたたいへんです。日当たりがよくて通気性がよく、またじめじめしない排水性のよい場所が好きなので、お城の石垣や人家の屋根に根付くこともある半面、自然環境では山の岩場や川土手で遷移が起きていないニッチな場所じゃないと見つかりません。各都府県のレッドデータブックでも、危急にランクされていることの多い植物です。
そんなツメレンゲを食草にしていますから、依存しているクロツバメシジミも同様にレッドデータブックで危惧種として指定されています。

5/2にチーム神奈川が山梨に遠征した折、ツメレンゲが群生する場所に立ち寄ってみました。私たちが知るポイントとしては、もっともツメレンゲが広範囲に数多く群生する場所です。この場所もかなり遷移が進んできているので、もうあと何年かすると人知れずツメレンゲともどもクロツバメシジミも消えてしまうかもしれません。
ツメレンゲを見つけたら、こんどは目をこらして小さなクロツバメシジミを探します。でも目に入るのはヤマトシジミやツバメシジミばかり。昨年、シーズン終了まぎわに1頭だけ発見し棲息しているのを確認しましたから、今年も元気に飛んでくれることを期待しているのですが、ちょっとまだ早かったのかしら。地面を見ながらうろうろ徘徊する怪しい5名。
「いたいた、クロツだ!」
低い位置をひょろひょろと飛ぶ白いシジミチョウ。念願のクロツバメシジミです♪
大きさなど、ぱっと見はツバメシジミのメスに似ていますが、色がややダークで、翅の斑の数が多いです。うーん、葉の上にとまってくれて、じーっと観察すれば私でもなんとか区別ができそうですが、飛翔中の姿から即座に識別するにはよほど熟練してないとムズカシそうです。

野鳥もそうなのですが、ある種が激減する理由として依存する環境が失われたが故に急激に数が減るというパターンがけっこうあります。
これからも、いくつかあるツメレンゲのポイントの観察を続けてゆきたいと思っています。
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by Faunas_and_Floras | 2007-05-06 11:46 | そのほかの水系


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