Faunas & Floras Phase2

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2007年 02月 11日

Irregular serial ♯16

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「フクラスズメ」RICOH Caplio GX8/Nikon Capture Editor/Photoshop 7.0

すみません、タンカイザリガニの話をあいだにはさみ、事実上昨年の7月からすーっかり間があいてしまったこのIrregular serialシリーズ。
サイドメニューのカテゴリにある、Irregular serial をクリックいただくといままでの話の流れがおわかりになりますです。m( _ _ )m

さて、トンボを目的に、わざわざ県の反対側から河原にいらした二人。
そのお二人から、近所の河原が80年代まではトンボの楽園として有名な場所だったことを知りました。
「11月になると多数のキトンボがいて、いそいそ出かけた頃にくらべると寂しい限りです。」
アオハダトンボはなんとかがんばっているものの、近所の河原が20年前とくらべ環境が悪化しているのは確かなようです。キトンボは木立があって水生植物の多い、環境の良い池に棲息する晩秋のアカトンボだそうです。たしかに近所の河原はキトンボの棲息条件に合致している気がします。でも、近所の河原からは21世紀を待たずにキトンボは姿を消してしまったのでした。
「でもケブカスジドロバチやキボシトックリバチといった、あまり多くない大型のドロバチがまだいましたよ。」

私はもともとバードウォッチャーから始まり、哺乳類や魚などに興味の範囲を広げてきました。
近所の河原は、典型的な中流域河川敷です。野鳥に関していうと、この河原という環境から出会えそうな種がおおよそ推測ができます。そしてそれは公園として整備されたすぐ上流側や下流側でもそれほど変化することはありません。
一方で、トンボを足がかりに虫に興味をもったものの、鳥やその他の生き物とくらべて、虫を見るフィールドは近所の河原に限定されていました。
ところが昆虫捜索隊のチーム神奈川のメンバーにおんぶに抱っこであちこち連れてってもらううちに、どんなに環境が似て見えても種がいたりいなかったりの差が激しことに気づきます。
例えば同じような河川敷であっても、ある特定の植物があるかどうかで、食草としてその植物に依存する虫の棲息が左右されます。
では私がフィールドにしている近所の河原はいったいどうなのでしょうか。
どこででも見られそうな典型的な中流域河川敷ということから、さらに細かく見て行ったとき、もしかしたらたどり着けるなにかがあるような気がしてきました。

そこで「伏流水」につづいて新たに出てきたキーワード、それが「湿地」でした。
「湿地は、恒常的に観察していないと、予想以上に早く消えてしまいます。時には、映像とともに実物資料(自然誌資料)を残すことも大きな意義があります。 「○×年前までは△が残っていた・・」などという場合、談話だけが残っていても後世での検証が至難となります。」
(つづく)
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by Faunas_and_Floras | 2007-02-11 00:26 | 自動販売機/電話BOX/外灯


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