「チャバネフユエダシャクのメス」
Canon EOS Kiss Digital X/Zuiko 28mmF2.8/OMR7.5mm/Photoshop CS
12/30の年忘れ観察会で撮影したフユシャクのメスです。
いかにも蛾の姿をしたオスと異なり、フユシャクのメスはご覧の通り翅が無くまるで別種の生き物のようです。なかでもこのチャバネフユエダシャクのメスはホルスタインのような白黒ツートーンで、フユシャクのメスのなかではビジュアル的に(笑)いちばん見栄えのする模様のように思います。
ヤママユなど野生の蚕の成虫は口が無く、羽化してから水分さえ摂取せず繁殖のみに専念しますが、真冬に繁殖活動をするフユシャクたちもそれに近い状況で命を全うするようです。
元旦の朝はきれいに水たまりに氷がはっていましたが、そんな寒さのなかでもフユシャクたちは活動します。つまり水分などを摂取してしまうと、体内で水分が凍って逆に命を落とす原因になってしまうらしいのです。
あれ、でも生物の体って大部分が水分だったんじゃなかったでしたっけ。
「真冬に活動するために、冬の到来にあわせて徐々に体の水分をグリセリンに置きかえているらしいですよ。ちょうど車のラジエターの不凍液のようなものですね。」
なんと、こんな小さな身体に、驚異のメカニズムを秘めているんですね! o(@.@)o
... え? 昨日書いた、謎の巨大物体の正体ですか?!
じつは証拠写真をフィルムカメラの方で撮ったので、まだ現像できてませーん(^ ^;
もうしばらくお待ちを☆