「クロスジフユエダシャク」Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2
土曜日の観察会で出会ったクロスジフユエダシャクのメスです。
フユシャクの仲間なのでメスには飾りのような小さな翅しかなく、飛ぶことはできません。
産卵のために小さな体で樹の幹をえっちらおっちら登ってゆきます。
彼女からすると巨大なレンズや「おやじの顔」が近づくのがさすがに嫌なようで、幹を回り込むように逃げてゆきます。それがよくなかったのか、肢をすべらせてポトリと落ちてしまいました。
落ち葉の上に無事着地したところを数枚撮らせてもらって、ふたたび幹にとまらせてあげると、メスは何事もなかったかのように、またえっちらおっちらと幹を登ってゆきます。
この小さな身体にすごいパワーを秘めているなぁと関心することしきり。
生命を次へつなげてゆくために自然は力を与え、生き物は全力を注いで命を産み出してゆくのですね(^ ^