2006年 12月 10日

ユキムカエ捜索隊

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「シロオビフユシャク」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2
※12/21 ユキムカエフユシャクの可能性が高いことが判明しました

まもなく訪れる雪の季節を迎えるかのように、ユキムカエフユシャクが夜空を舞うのはわずか2週間ほど。すでに日本各地で降雪が報じられ、もうユキムカエのシーズンは終わってしまった可能性が高いなか、わずかなチャンスを信じてユキムカエ捜索に行ってきました。

蛾と出会うための方法として、真っ暗な山中に発電機などを運び込む「ライトトラップ」という手段があります。とはいえ大掛かりになってしまってたいへんなので、私たちはあちこちにある外灯や自販機をライトトラップのかわりにしてフットワークでカバーしているのですが、ここで思わぬ事態に遭遇することがあります。
「隊長たいへんです!電気が消えてます!」
冬期に人の訪れが極端に減る山では、冬になると施設を閉じてしまい、電気を落としてしまうことがあるのです。前回、命尽きたユキムカエを2個体発見した場所がこの1週間で閉鎖されたようで、なんと真っ暗。
今回、いちばん可能性があった場所だけに、一同がっくし(T_T)

やむなく道路の外灯を目指す捜索隊。外灯なら冬でも消されてしまうことはありません。気温は2度から3度。小雨に加え数m先も見えない霧のなかを進んでゆきます。ここも、もうあと何日かして気温が0度を割り込むと雪になるのでしょうね。
到着した外灯では霧は晴れていたものの、小雨のなか冷たい風が吹き、蛾の姿は数頭だけ。
そんななか、ユキムカエにそっくりな蛾を1頭だけ発見!
一同いろめきたちましたが、判別ポイントをよく観察すると、ユキムカエではなくどうやらシロオビフユシャクのようです。先日掲載したシロオビは色の濃い個体でしたので、ユキムカエと似ていると言われてもピンとこなかったと思いますが、色の白い個体はご覧の通りユキムカエとそっくりなのであります。

残念ながら生きた個体に出会えないまま終わった今シーズンですが、考えてみれば去年まではその存在さえ知らなかったわけで、蛾を見はじめた1年生としては、視野を大きく広げてくださった先輩方に感謝感謝のこの1年なのであります(^ ^
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by Faunas_and_Floras | 2006-12-10 02:32 | Season event


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