「姫ヶ淵」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2
10月のある日のこと。
山の中の駐車場に灯る街灯に、野蚕がきていないか立ち寄ってみました。
街灯のすぐ横の桜には、ジョロウグモでしょうか、大きな蜘蛛の巣がたくさん張られています。
蜘蛛の巣がたくさんあるということは、この街灯には餌となる虫がたくさん飛来する証拠ですね。
ふと足もとを見ると、寿命が尽きたのか、はたまた鳥に襲われたのか、落葉に混じり静かにクスサンが死んでいました。たぶんオスでしょう。無事に交尾までできたのかな。
さてこの場所はといえば、クスサンの背後に写っている大きな石のレリーフがある姫ヶ淵です。由来の書かれた石碑を見てみれば、天正十年に武田源氏がその歴史を閉じたとき、武田勝頼の北条夫人と待女16人が淵に身を投げたと伝承されているのだとか。
もしかして、立派な心霊スポットですか?