人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Faunas & Floras Phase2

fandf.exblog.jp
ブログトップ
2006年 10月 09日

aside ♯9

aside ♯9_e0065734_22542311.jpg

(左)オリジナルをリサイズしUSMを50%
(右)リサイズののちコピー&ペーストでレイヤーを重ね、ぼかし+レイヤー属性をハードライトにしたもの
Canon EOS Kiss Digital X/EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM/Photoshop CS2

連休のあいだ所用で出かけていたのですが、連休中ずーっと葉は舞い枝が飛びすさぶ風雨続きでした(涙)。夜はウスタビガや、あわよくばクロウスタビガと出会えるといいなと期待していたのですが、天候は嵐。虫の姿はまったく見られませんでした。

デジタルになって、写真ってずいぶんいろいろ操作できるんだ、と気づかれた方も多いと思います。でも明るさやコントラストを変えたり、色をさまざまに調整できるのはフィルム時代も同じだったんです。とくにネガフィルムは自由度が高くて、そこを十二分に活用していたのが「写ルんです」などのレンズつきフィルムでした。
パソコンでデジカメの画像をめいっぱい派手な色にしたり、シャープネスをぎんぎんにかけるのはよくないとハウツー本に書いてありますが、私はそれはそれでかまわないのではないかと思っています。
フィルム時代にも色をどぎつくしたフィルムがありましたし、シャープネスのきつい写真だって、フィルム時代の「アレ(荒れ)」と呼ばれる表現と通じるものがあるように思います。

私が写真をブログにアップするさい、Photoshop をはじめとしていろいろツールを使ってレタッチしていますが、なかでも多用しているのがレイヤーを重ねる方法です。
Photoshop (またはレイヤー操作のできる Elements)で、まずリサイズします。これが背景画像になります。ついで全画面を選択してコピペすると、同じ画像がレイヤーで重なることになります。下が背景画像、その上にレイヤーが乗っかるかたちになります。
上に重なっているレイヤーは属性を変えることができて、デフォルトは「通常」ですが、これを「ソフトライト」や「ハードライト」、「ビビッドライト」に変えます。するとコントラストがものすごく強く誇張されるのが感じられると思います。これを「不透明度」で調節したり、背景、レイヤーそれぞれの明るさを調節して自分の気に入るようにレタッチしてゆきます。
さらに、コピペのあといきなりレイヤーの属性を変えないで、レイヤーだけ「ぼかし(ガウス)」をかけ、それから属性を「ソフトライト」に変更すると女性は肌がきれいに見えるようになります(^ ^

今日の写真は、連休で出かけた先で妻が用事を済ませているあいだ、雨のなかひまだったので撮った、ウチの車(ディアマンテ)です。
左の画像がもともとのオリジナルで、これをコピペしてレイヤーのみ「ぼかし(ガウス)」をかけ、レイヤー属性を「ハードライト」にし、背景・レイヤーともにレベル補正で明るさを整えたものが、右の画像です。「ぼかし」をどのくらいの量にするか等は写真によりますので、いろいろ試してみるしかないです。
個人的に黒が滲む描写が好きなので、あれこれやってると、Test ♯279 の彼岸花のカットのようになったりします。ちょうど暗室でネガからプリントするさい、引き延ばしレンズにストッキングなどをかぶせてソフト調にすると黒が滲むような感じが好きなんです(^ ^

by Faunas_and_Floras | 2006-10-09 22:45 | 撮影機材


<< Test ♯283      aside ♯8 >>