Faunas & Floras Phase2

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2006年 06月 08日

Irregular serial ♯11

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「アオハダトンボ」RICOH Caplio GX8/Photoshop CS2

近所の河原では、環境省などの行政や研究機関によりいろいろな調査が行われています。
わたくしが住む市の博物館も、河川敷のいっかくを囲い植物の遷移の変化を調べています。
「本種の生息は伏流水が流入し、良好な水質が保たれる場所に限定されるのではないか」とメールの返信があったのは、その市の博物館からでした。
博物館の動物分野担当M氏からのメールによると、過去、市内では3カ所でアオハダトンボが記録されており、うち1カ所がこの近所の河原でした。県全体で見ても、記録があるのはわずかに2つの河川のみなのだそうです。
昨年発行された県昆虫誌というものがあり、そのなかでアオハダトンボについては「本種の生息は伏流水が流入し、良好な水質が保たれる場所に限定されるのではないか」と記載されているとのことでした。
さてこの伏流水とはいったいなんでしょう? 地下水とはなにが異なるのでしょうか。
で、ネットで調べたのですが、正直正確なところがわかりませんでした。地面の下を流れるのが伏流水だとか、きわめて地下浅い部分を流れる地下水のことだとか、地下水のうち河川の水量増減に影響を受ける場合が伏流水だとか、書いてあることばらばらです。
でも、地面の下の水流であることには間違いなさそうです。地面の下を流れるうち、天然のフィルターで浄化され、水質がよい場合が多いことも確かなようです。(石灰質を抜けて流れる伏流水などでは、単純に水質がよいとは決められないケースがあるようです。)
近所の河原で見た、あの小さな清流はこの伏流水がふたたび地上に湧き出たもので、この伏流水こそがアオハダトンボを守っていることに間違いはなさそうです。

ある日、いつものように河原を散歩しているとカメラを持った二人の男性と出会いました。二人は池のなかでいっしょうけんめいなにかを観察し撮影しています。
「こんにちはー、なにかあるんですかー?」
「オオアオイトトンボが産卵してるんですよ」
このお二人との出会いで、話は思いがけない方向に進んでゆくことになるのです。(つづく)
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by Faunas_and_Floras | 2006-06-08 01:50 | Irregular serial


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