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2012年 10月 20日

Wake up♯489 ヒメキシタヒトリ 2012

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「ヒメキシタヒトリ 2012 Summer」
Nikon D300/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

ヒメキシタヒトリは、北海道亜種、上信山地亜種、赤石山脈亜種、飛騨山脈亜種と、けっこう細かく分かれているんですね。

ヒメキシタヒトリのおいたちを自己流で調べてみました。確実な裏付けとれてませんので、以下は安易に信用なさらないでください。

ヒメキシタヒトリは、まずA.G.バトラーさんによって1881年に記載されました。

Parasemia plantaginis macromera (Butler, 1881) ※現在は上信山地亜種の学名として残っています

同時に、ふたつの変種(variety)も記載しました。

Parasemia plantaginis leucomera (Butler, 1881) ※消滅しました
Parasemia plantaginis melanomera (Butler, 1881) ※いったん消滅後、現在は飛騨山脈亜種の学名として復活し残っています

1881年って、明治14年であります。

OK牧場の決闘があった年でありますバキューン(▼へ▼メ)σ‥…----------・

その後、日本にいるのはぜんぶマクロメラ(macromera )ちゃんでしょということになり、しばらく1亜種の時代が続いたようです。

でも、黒いヤツとかいるよね、ということがささやかれはじめ、いろいろ研究が行われるようになります。

1956年に井上寛&小林洋の両氏が本州産黒化型をもとにマクロメラ(macromera )ちゃんを分けました。

Parasemia plantaginis japonica(Inoue et Kobayashi, 1956) ※消滅しました

両氏は、

北海道産 → マクロメラちゃん(超易約→ふつう)
本州産 → ヤポニカちゃん(超易約→黒い)

としたのですが、本州にもマクロメラちゃんがいるじゃんということになり、翌年の1957年に森内茂氏が、北海道産のマクロメラちゃんのほうが「白いよね」(超易約)として北海道産と本州産を別の型に分けました。(正確な記述は「ヒメキシタヒトリについて」蝶と蛾 8(4), 40-43, 1957-11-10、CiNii 論文PDF - オープンアクセスでご確認ください)

この段階で、北海道型マクロメラちゃん(白っぽい)、本州型マクロメラちゃん(ふつう)、そしてヤポニカちゃん(黒い)の3型いることになりますた。

ただこの時点で森内氏はヤポニカちゃんを亜種とすべきか疑問を投げかけており、実際、亜種ではないという考えが支持されて、ヤポニカちゃんの学名は消えてゆくことになります。

(力尽きたので、以下つづく)


Test ♯606「ヒメキシタヒトリ」はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2012-10-20 23:39 | そのほかの水系


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