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2012年 02月 12日

Wake up♯357 アカウスバフユシャク 2012(その4)

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「アカウスバフユシャク 2011-2012 Winter」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Photoshop CS2

自動販売機に飛来したアカウスバを撮影していたら、闇夜の奥から次の個体がはらはらと飛んできます。
これは、闇の先にある桜をさがせばメスに出会えるんじゃないか?
と、思いますよね。

結果は、メスどころかオスの姿もなしでありました。
ちょっと待ってよ、自販機の周囲にあるどこかの桜で育って羽化してきたんでしょー!!??
なーんでオスまでいないのよ。

まだ発生初期で、羽化していたオスはみーんな自販機やトイレや外灯に集まっちゃったから、もう森の中はもぬけの殻、ですか。まっさかぁ☆!☆?☆ (☆_◎) ☆!☆?☆

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「アカウスバフユシャク 2011-2012 Winter」
Nikon D300/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/白色LED/Photoshop CS2

冬尺蛾のメスは飛べませんし、季節が冬なので、見つけるのがたいへんというのはありますけれど、ふつーに飛べる多くの蛾でも、なかなかメスに出会えない種がとても多いようです。

メスはたくさんの卵をおなかに抱えてるわけで、飛翔能力があるとしてもあまり飛びたくないのかもしれません。
飛ぶことより、おなかの卵を全部産みきることに体力を使いたい。
飛べば、コウモリやヨタカなど夜行性の捕食者に狙われるリスクが増えます。
なにより蛾は、その種ごとに「食べられる植物」が限られています。飛んでった先に、我が子が食べられる植物があるかどうかは賭けにならざるを得ないんじゃないでしょうか。

だったら、フェロモンでオスを呼び、まずは自分が育った木にまとまった数を産卵しておこうと。
でもその木が枯れたり伐採されちゃったら全滅ですから、そっちのリスクを避ける意味でも、メスは余力で新天地に向けて飛び立ってゆく。

なーんてことが憶測されるわけですが、ウスタビガなんかは外灯に飛来するのメスばっかりだったりするわけで、とにかく6000種以上もいると、すべてのパターンが出てきて、「蛾はこうだ」と言い切ることができないことだらけなのでありました。

アカウスバ捜索は終わりですが、伊豆大島篇はまだ、つづく。
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by Faunas_and_Floras | 2012-02-12 23:22 | 自動販売機/電話BOX/外灯


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