「カニクサシダメイガ 2011 October」
Nikon D300/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2
野鳥で人気があるカワセミ。
小魚等が主食で、川背美、というように河川と切っても切れない生活をしているわけですが、じゃあ小魚で特定の種がいないとダメかというと、そこまで厳密ではありません。水中にダイブし捕獲、喰うことができればいい。
ところが虫の場合、とくに蛾や蝶は、これじゃなきゃダメという場合がほとんどなのであります。
もしカワセミが鮎しか食べられないとしたら、キツネが油揚げしか(笑)食べられないとしたら、生息できる環境がすごーく限定されちゃいますよね。
蛾や蝶は、まさにそれなのであります。
さて本日のカニクサシダメイガ。
どうやら、シダメイガ亜科のなかで、幼虫がカニクサという植物を食べるのがこの種のようです。
蛾LOVEさんが成虫を見つけたのを受けて、おもむろに周囲のチェックをはじめた VIEW さん。
「あー、たしかにありますね、カニクサ」
昆虫歴のないただのオヤジが思うことはお約束。
蟹臭。
「あ、あれもカニクサですね。ここはけっこうありますね」
「俺、カニクサシダメイガは初物なんだよ、うれし〜♪やっぱり食草があるといるんだねー」
VIEW さんと蛾LOVEさんの王道的虫屋の会話の横で、喜楽なオヤジ、真神ゆ。
「蟹臭いのとイカ臭いのとどっちが」(以下略)