「スイカの種 2011 Summer」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵ストロボ/Photoshop CS
ある夜。橋を歩いていたら、なんか、黒い豆粒がたくさんいる。
あっちもこっちも足下にも頭上にも、たくさんいる。
ぱっと見、平べったくて、スイカの種に脚がついてる感じ。
正体はこれでした。
「ヒラタドロムシ 2011 Summer」
Nikon D70/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/内蔵ストロボ/Photoshop CS
平べったいのには理由がありました。
水のなかで抵抗を受けにくくしているのだそうです。
水生の甲虫というとゲンゴロウやガムシなどが有名ですが、ドロムシの仲間も水中生活に適応していて、とくに幼虫が顕著。
川の石に付着して生活しているため、幼虫は円形の薄いドーム型をしています。
アメリカではウォーター・ペニー(銅貨)と呼ばれるそうです。
ちょうど磯で見かけるヒザラガイみたいな感じであります。
一方、成虫は陸上生活しているので、奇抜な姿の幼虫とくらべたら、ずっと虫っぽく見えます。
しかしメスは交尾後に勢い良く水中に潜り、発達した脚の爪を石にひっかけて産卵するとか。
そういえば外灯の下で、たくさん交尾してたなー。
石ひっくりかえしてみたら、ウォーター・ペニーが見つかるかな。
こんどさがしてみよう☆