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2010年 03月 13日

Irregular serial ♯30 埼玉フチグロトゲエダシャク捜索隊 2010

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「埼玉県産フチグロトゲエダシャク 2010 Spring」
Nikon D300/SIGMA APO-Macro150mmF2.8HSM/Photoshop CS2

今年も行って参りました、埼玉県。昨年とは違うポイントでございます。
県ホームページでは、過去の記録は県内で一ヶ所のみが記載されています。報告されていないだけかもしれませんが、とりあえず今回のこのポイントは埼玉県での新産地の可能性が高いと思われます。現在、蛾LOVEさんが鋭意、論文発表の準備中であります。

環境は、私が知る神奈川県の複数のポイントによく似ています。
フチグロ♂が我々の身長の二倍くらいの高さをぶっ飛んでゆくのもよく似ています。
と、撮れないよぅヽ(;▽;)ノ
わかったから、少しは落ち着け!
頼む、5秒でいいから休んでくれ!!

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「埼玉県産フチグロトゲエダシャク 2010 Spring」
Nikon D300/SIGMA APO-Macro150mmF2.8HSM/Photoshop CS2

やっとこさ撮影できたのは2♂1♀。交尾は発見できず。
寒い日が続く中で、ぽん!と気温が急上昇、そしてまた降雪をともなう寒気といった不安定な日々が続いていたせいか、もう羽化はしてたんだけど、やっと繁殖活動できるぜ!!といった喜び爆発的な印象でございました。
論文発表のためには標本が必要ですので、1♂1♀のみ捕獲。蛾LOVEさんに託しています。

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「埼玉県産フチグロトゲエダシャク 2010 Spring」
Nikon D70/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/撮って出し

♀を発見したのは偶然でした。ぶっ飛ぶ♂に呆然としつつ、ふと地面を見たら大きめの♀が歩いていたのであります。
いままで20頭ほどフチグロ♀を見てきましたが、体長にはそこそこばらつきがあります。まるまるとして大きめの♀もいれば、なんかこの子は小さめだねという♀もいます。大きめの個体の方が横幅もありますので、よりアザラシ的な味わいがあります(笑)

♀は交尾後、しばらくじっとしています。時間的には10〜20分くらいかな。体内で受精が完了するのを静かに待つかのように動きません。ところが産卵準備OK!となると、今度はすごいスピードで移動をはじめます。こうなると止まりません。気に入った小枝を見つけ産み始めるまでひたすら歩き続けます。
今回発見した♀は、ちょうどこの状態でした。昨年もそうでしたが、学術的な記録として♀を1頭
採集するものの、それは♀が産卵した後でもなんら問題はないわけで、ここでひたすら産卵待ちということになります。
暖かい陽気でぽかぽか良い天気のなか、一寸野虫さんにランチを買ってきてもらって、ひたすらポチ犬であります。遠目にはのんびりハイキングに見えますが、じつは産卵している♀を見張っているのでありました(^▽^;)

ハイキング、♀ウォーキング。

Irregular serial ♯25 埼玉フチグロトゲエダシャク捜索隊 2009はこちら

Irregular serial ♯28 フチグロトゲエダシャク捜索隊 2009(その3)はこちら
Irregular serial ♯27 フチグロトゲエダシャク捜索隊 2009(その2)はこちら
Irregular serial ♯26 フチグロトゲエダシャク捜索隊 2009(その1)はこちら
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by Faunas_and_Floras | 2010-03-13 18:02 | そのほかの水系


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