2009年 04月 06日

Test ♯985 キイロスズメバチ 2009

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「キイロスズメバチ 2009 Spring」
Nikon D300/SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO/Photoshop CS2

続、4月4日。
柳田町でのカバシタ捜索を切り上げ、次に向かったのは鶴田町。
でもこちらのカバシタ記録は1963年。
中島秀雄先生執筆の「日本の珍しい蛾(5)カバシタムクゲエダシャク」によると、
記録を発表した関口氏が、水田と畑のあいだの農道のイネ科植物の葉のうえに、
♂がいたのを捕獲したとのこと。
でも現在はすでに市街地になっており、カバシタがいる可能性はゼロではないものの、
小数点以下、限りなくゼロがたくさん続くような確率であります。

でもせっかく来たんだし、過去に唯一♂♀が同一地域で見つかったポイント(2009.4.6現在、♀の同定は暫定)であります。
いまの環境を見ておく価値だってきっとあるであります。

鶴田町には公園として緑地が残っている場所があるそうで、そこに行ってみることに。
虫影を求めて、三々五々、雑木林を歩きます。
蛾LOVEさんと川北和倫さんは「カバシタ、カバシタ」と熱にうかされたように網を降り、

それ、ぜったいカバシタじゃないと思う。

というような小さな蛾まで捕まえては同定して放してました(笑)。

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「キイロスズメバチ 2009 Spring」
Nikon D300/TAMRON SP90mm F2.8Di 272E/Photoshop CS2

ふと、樹木の根元にスズメバチのものと思わしき大きな巣の残骸を発見。
かなり砕けてますが、一部は原型をとどめています。
層になった部分を割ってみると、息絶えた成虫が何匹か出てきました。
「あれ、こいつ生きてますよ」
なんと、成虫のうち1匹がもぞもぞと動いています。
キイロスズメバチは基本的に女王のみが成虫越冬しますが
(最近、暖かくなったので稀にワーカーも年を越すケースが観察されています)、
この個体は昨年生まれた新女王で、巣のなかに取り残されたまま無事に越冬できてしまったのかな。

鳥類とくらべて昆虫は種類が多くて、私はいまだにハチにまで手が回らないのですが、
こうして間近で見ると、見事としか言いようのない精悍な顔つきですね。
ミツバチやハナバチは毛でもこもこだけど、スズメバチやアシナガバチ系は毛が少ないのは、
狩りをするか否かによる違いなのかなー。

桜が咲きすっかり春とはいえ、さすがにまだ飛べないだろうと思っていたら、
なんと準備運動ほとんどなしで飛び去ってゆきました。
ヒトに駆除されない場所で営巣して、がんばれよー☆
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by Faunas_and_Floras | 2009-04-06 23:20 | そのほかの水系


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